「フォアグリップ」= この写真だと青いバーテープが巻いてある、レバーの向こう側の部分。
「いかにこのフォアグリップを広くとるか」が昨今のRiv系バーのキーだと思います。
このフォアグリップを使いこなせると、登り坂やライドがとっても楽ちんになります。
↑ 僕の場合、登り坂の立ち漕ぎで特に感じます。写真はtosco bar。
稀に「下り坂やスピード出す時に握る」と言う方もいますが、東京では危ないと思います。下り坂やスピードを出す時は「とっさにブレーキレバーを握れる位置」を握りましょう。
RIV系ハンドルでバイクを組む時、いかにここを握るために邪魔なワイヤーを逃したり、シフターの位置を工夫したりして、なんとか「フォアグリップ」を確保することに毎度頭を捻ります。
例えばグリップ長さ、普段は一般的なグリップの長さを想定して130mm〜確保することが多いのだけど、写真は110mmほどにした例。
グラントさんが唱える「フルグリップ状態」。
グラントさんは90mmくらいにすることもあるそう。グリップはカットしたり、短いものをわざわざ選ぶこともあります。
このレバーの場合は、フォアグリップを握ってみると「引き代調整ボルト」と「アジャスターのロックリング」が手に当たって痛いです。それを
外してしまおう。全てはフォアグリップ確保のため。フォアグリップが大事ってことに気づくと、それくらいフォアグリップを作りたくなります。
アジャスターのロックリング無くて大丈夫か警察のみなさんには、T780 XTには付いてなかったのを思い出してもらうのと、これが無くて勝手に回っちゃうこともないし、仮に回っても危険じゃないことを説明しておきます。
これらをオミットすると、
邪魔するものは何もない、至高の握り心地。
もちろんグリップ部分だけ握れれば自転車は乗ることができますが、フォアグリップを握りやすくして使いこなすと、愛車がもっと自分の言うことを聞いてくれて最高なので、この手のスイープバックバーをお使いの方は是非試してみてください。