はじめて目にしたのは自転車に触れて間もない頃、もう10年以上前になるswift industries。

シアトルを拠点にツーリングバッグを作り続けて15年目を迎える僕らの大事な仲間です。

*SWIFT INDUSTRIES* mini roll top

*SWIFT INDUSTRIES**SWIFT INDUSTRIES* short stack*SWIFT INDUSTRIES*(チューヤンさん若い)

当時のswift industriesといえば、カラフルなコーデュラナイロンで彩られたバイクバッグ達でした。

2013年の上馬店、出入口入ってすぐ左の壁に色とりどりのバッグ達が架けられていて、壁面を見る度にドキドキしていたのを昨日のように思い出せます。

今でこそX-PACやECO-PAKなどのハイテク生地を用いて、シンプルなバッグの印象が強いswiftですが当時はカスタムオーダーが標準のバッグメーカーでした。

今のような単色シンプルな配色はほぼ目にしなかったほどに。

メッセンジャーバッグにも用いられるタフなコーデュラナイロンをメインに糸やトリムも多くの選択肢からチョイスして、自分だけのバイクバッグを作れるというのは自転車好きになりたてのハタチを虜にするには十分過ぎる理由でした。

SHOP VISIT: SWIFT INDUSTRIES

SHOP VISIT: SWIFT INDUSTRIESSHOP VISIT: SWIFT INDUSTRIES

SHOP VISIT: SWIFT INDUSTRIESSHOP VISIT: SWIFT INDUSTRIES(谷さん若い)

SHOP VISIT: SWIFT INDUSTRIES

SHOP VISIT: SWIFT INDUSTRIESそしていちお客様としてBluelugのブログを通して見るswift industriesの世界観、なんとなくマルティナ素敵そうな人だなとかジェイソン渋くて格好良いな、くらいには作り手であるマルティナ夫婦をはじめとしたアメリカの彼の地を取り巻くバイブスに心惹かれたのは言うまでもなく。

自分なりに格好良いと思うパターンを考えて、ドキドキしながら到着を今か今かと待っていたあの頃がエモい。

トリムと糸は自分でも選べるけどオマカセにしたら絶対格好良くしてくれるよ!!って谷さんに言われてそうしたっけ。

 

若輩者の自分にしてはだい〜ぶ頑張って手に入れたswiftのバッグ達。当時このバッグの為に生きてたと言っても過言でない。

人生不思議なもので後にそのバッグを使って日本一周することになり、半年もの間雨の日も晴れの日も旅を支えてくれたコーデュラナイロンは日焼けして退色。ところどころ汚れたり破れたりもしたけれど、バッグという領域を超えもはや宝物です。

派手派手で手に入れた当時は少し小っ恥ずかしく感じていたカラーリングも時を経て、自然とバイクに馴染むカラーリングになったのが気に入っているところ。。

いちばんはじめにオーダーする時意識していたわけではないけれど、今思うとswiftのパニアバッグが日本一周を意識するゼロイチのきっかけだったのかもしれません。

(この動画めっちゃ影響受けたな。。。)

 

大小バイクバッグメーカーそのものが世に溢れ、多くの選択肢がある今世ですが、

swiftが広く世に知られるまでの選択肢といえば帆布を用いたクラシック過ぎるランドナー系のバッグばかり。

クラシックなツーリングバッグの形+カラフルなコーデュラナイロン生地というそれまでありそうでなかった要素を組み合わせたのはswift industriesが先駆けのはずで。

それはマルティナが伝説的メッセンジャーバッグブランドであるR.E.load出身だからというのが大きな理由。

惜しまれつつもブランド25年の歴史に最近幕を閉じることになり非常に話題になりました。

 

 

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代名詞といえば当時のswiftを彷彿とさせるマルチカラー(とカスタム刺繍)なメッセンジャーバッグ。

そのカルチャーに身を置いていたマルティナにとって、当時多くの人に衝撃を与えたであろうカラフルなツーリングバッグは自然と生まれたものなんだろうなと。

 

そんなバッグをきっかけに人気に火がついてメーカーとして成長したことによって、少しずつ個人のカラーオーダーは対応することが難しくなりカスタムオーダーはクローズしていったこの近年。

swiftのバッグといえばシンプルな単色のモノ!というイメージを持つ人の方が今は多いのかもしれませんが、彼らのルーツとも個人的なバイクヒストリーのルーツともいえるコーデュラナイロンを用いてバッグを作ってくれたのが改めてとても嬉しい。。

 

コーデュラナイロンが退色して自分の宝物になっていく過程を楽しんで頂けたら。