梅雨真っ只中のこの時期にセルフメンテナンスで気になるところだと思います。
「チェーンオイル」
の各種をちょっと比べてみました。
今回用意したチェーンオイル各種はこちら。
左から、
グレサージュ(vipro’s)
レイキッシュ(vipro’s)
one drop(BORED)
muon(vipro’s)
keiten(vipro’s)
が今回のスタメン。
綺麗にしたバットを用意して、マスキングテープでどのオイルか分かるようにしました。
これに少量のオイルをたらします。
こんな具合。
垂らした瞬間の違いはレイキッシュのみ吹いた瞬間広がる位浸透性が高いみたい。
オイルを垂らしたこのバットを傾けてオイルの垂れ具合を比較。
一斉に傾けたところ。
なるほど、なるほど。これは我ながら分かりやすい。
一番サラサラしているのは「keiten」
逆に一番粘度の高いオイルは「グレサージュ」
という結果になりました。
じゃあ次はこれに一斉にパーツクリーナーをかけてみましょう。
これまたなるほど。
「keiten」が一番分解が早く、次は「muon」
そして一番残ったのが「グレサージュ」となりました。
これらの結果を踏まえて考察を。
まず粘度の低い順番は「レイキッシュ」「keiten」「muon」「one drop」「グレサージュ」となります。
レイキッシュが一番粘度が低いと言えるのは吹き付けた瞬間に固まらずに伸びるから。
粘度と浸透性って似ているところがあるのですが、中で浸透性の高いオイルは「レイキッシュ」「keiten」「muon」となるわけです。
これら3つのオイルは浸透性がかなり高いサラサラしたオイルでチェーンに特化型と言えますね。
またパーツクリーナーをかけたところ、「レイキッシュ」「keiten」「muon」は分解が早いので綺麗にするのにも持ってこい。
逆に、「グレサージュ」「one drop」に関しては粘度が高く残りやすい。
かつパーツクリーナーでもすぐには落ちないので耐久性に優れている。
なのでこの2つに関してはどんなところにも使えちゃう万能型オイルというと分かりやすいかもです。
ただ決してチェーンに使ってはいけない訳ではありません。
まとめ。
「レイキッシュ」「keiten」「muon」
この3つはチェーン特化型オイル。
まめにメンテナンスするかた、汚れにくいチェーンオイルを求めている方。そんな方におすすめ。
(汚れにくいのは粘度が低いので汚れが付着しにくい。)
ロードバイク、トラックバイク向け。
「グレサージュ」「one dorp」
この2つに関しては万能型オイル、チェーンも可。
そんな頻繁にはメンテナンスしない、通勤などで毎日使うから耐久性があった方がいい。一つのオイルで自転車の注油全般を賄える方がいい。
そんな方はこっちのオイルが◎
エブリデイバイクなどゆったりした系向け。
如何でしたでしょうか。
雨が続くこの季節、少しでも自分で出来るメンテナンスの助けになればと。