インデックス、いわゆる「カチ、カチ、カチ」と段階を刻むシステムがないフリクションシフトのレバーです。

悪く言えば例えば「2速と3速の間」の中途半端なところにギアが入ってしまったり。ちょっとコツのいるシフターです。
僕は店頭で「自動車のマニュアルとオートマに似ている」とお話させていただくことが多いです。要するに、簡単な操作に進化したものがインデックスなら、ちょっとコツがいるし手間が掛かるけどそれが上手く出来たら格好いい、のがこのフリクションシフト。

このレバーを選ぶ時点でそのローテクに理解がある方が多いと思いますし、難しく考えなくてもぶっちゃけ一週間も乗ってたら慣れちゃうものですが、
以下グラントさんの言葉。コツだそうです。

「指や手ではなく、足でシフトします。車のマニュアルトランスミッションのようなものです。自動車のマニュアルをうまく扱えないのが自動車のせいでないのと同じく、このシフトレバーで自転車を上手く変速できないのはこのレバーのせいではありません。あなたは自分の足を責めてください。”くそー俺の足!”」

(↓これはペダル(クランク)を真横から見た図。)

あなたの足でシフトする方法:
右足。踏み込むのは4:30の位置まで。そこでシフト!
そこから12:00までは”フロート”させます。「フロート」とは、電力を供給しないことを意味します(回しているけど力が入っていない状態)”

・・・今まで足の位置とレバーを引くタイミングを意識したことはないし不便も感じていませんでしたが、今日の帰り道はグラントさんのこの言葉を思い出して”楽しんで”乗って帰ろうかと思います。そう、操作するのが楽しい、上手く出来てたら”かっけー!”の感覚です。