上馬店のタニです。今日はバイクやパーツの紹介ではなくって、先日のライドの話。

僕は真夏のライドも好きですが、この時期自転車乗るのが一番好きです。8,9,10月、コロナに台風であまり自転車遊びできなかったストレスを発散したいというのもある。

先日の日帰りライドのことを写真で振り返るので、お付き合いくださいませ。

ご近所桜新町の古着屋さん”SIESTA”の店主であり親友の青木氏と不定期で行っているRivendellライド。

Rivでいくライドは緩くてマイペースでよくって、雑談が盛り上がる。

今回は僕がずっと一緒に走りに行きたかったゲストを招いて特別編、題して「UNDER THE SUN RIDE」でした。

こちらもご近所三軒茶屋 ”UNDER THE SUN”のユウヤくんとタニタくん。「バーバーであり古着屋」というとても格好いいお店。(彼らのお店のことは後日シリーズ”バイクピープル”で書こうと思います)

そしてもう一人、普段は美容師、ある時はイラストレーター、candid_cycle_club 主宰Andoくん。

彼らがRivendellに乗るきっかけはそれぞれだけど、SIESTAの存在だったり、スケートボードだったり、サンフランシスコの彼らの影響だったり、いろいろな事が重なって、このメンバーで行けたのが本当に嬉しかった。

彼らとライドに行くことは、単に友人として、ご近所エリアを盛り上げる仲間として、日頃の恩返しという意味もあったのだけど、こう企んで皆でワイワイ行くのはRivendellのWill君とその周りの友人たちがカリフォルニアで格好良く自転車遊びしてるあのシーンのようで、そんな僕の憧れの気持ちも動機だったりします。

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この日はブルーラグのスタッフにもたくさん来て欲しくて、声をかけたらまさかの10人オーバーのライドになりました。

いつもより朝早くの集合からハイエース輪行。眠気をブラックコーヒーでこじ開けろ。僕は案の定高速乗ってからトイレ漏らしそうになりました。

朝は少しシトシト降っていた・・前日はてるてる坊主を本気で作りそうでした。

バスケットにバイクパッキング、それぞれの方法でストイックなバイクでは運べない余計なものを持っていくライド。

今回バイクはRivendell縛りは設けず。左デジ君のBLACK CAT。26インチシングルスピードMTBで参戦という変態っぷりを朝から見せつけられます。

ちなみにカネヤンも26″シングルでした。幡ケ谷店のメカニックは変態性癖、異常性欲者が多いのでしょうか、いや皆おかしいか。ギア付きでもアメリカのクロモリの自転車で山道走ろうっていうんだから。

RIVENDELLが9台並べばハイパーロングトレイン。仲間のバイクチェックもライドの楽しみ。組み方が個々それぞれで個性があるところが良いですね。民明書房刊「自転車は己を写す鏡である」に書いてあった。自転車は己を写す鏡である、と。

ブルーラググローバル(海外担当)のカーネルも初参戦。「スケートとRIVと古着が好き」っていうところが今回のメンバーとテーマにピッタリじゃんね、と思って強制参加させました(楽しかったでしょ?)CLEM SMITHにコンチネンタルのRACE KINGタイヤで参戦。そういえばグラントさんもコンチのタイヤ使っていたな。。最近僕はMAXXISばっかりでしたが次は自分もコンチも試してみたいな。

この日は本当直前まで雨予報だったけど、走り出してからのこの晴れ間を見よ。神様本当ありがとう、木漏れ日が気持ちいいです。

自転車が身近になると変わること、天気予報を見る時間。きっと今年から自転車生活が始まった人もそんな変化があったと思います。

この日を見据えてかタイヤを50cから56cに変えたSIESTA PLAYPUS(調子どうだった?正解くさい?)。

ラックとバスケットはいつもはお店の商品を運ぶのにマストな装備。僕はツーリングの時は普段のラックは外しちゃう派ですが青木氏は日常の装備のままタイヤのみ換装。

ウエンツは「短パンサンダルに”ウエストバッグ”」といつものウエンピースタイル。(彼が何度もライドでテストし作ったFAIRWEATHERのHip Packは1Dayライドで本当に調子良いのでおすすめです)

ユウヤくんのJOE APPALOOSAはいつもの48Bのグラベルキング、メンバー唯一のスリックタイヤでしたが、空気圧下げればガレ道も大丈夫。

世田谷通りもこんな道も、同じ1台でイケちゃうバイク。レースバイクやダウンヒルバイク、何かの専用車体ももちろん格好いいけど、RIVやSURLYやBLACK MOUNTAINやCRUSTやALL-CITYや…そんな組み方ができるアメリカの鉄の自転車が本当好きです。

ゲストの皆楽しんでくれたかな。上りはマイペースでゆっくり、きつくないスピード感でワイワイ進む。

弊社バッグデザイナーのMAXくんもいたので、本当はサドルの上で何かUNDER THE SUNとのコラボアイテムでも考えようか!なんて話していたんだけど、楽しくて(登りがきつくて)忘れてました。。

スケーター二人は脚力あるな、、始めてこの坂にCLEMで来たとき僕は登れなかったのを思い出す。

タニタくんハンドルCHOCO BAR、スイープバック大きかったかな・・と後日UTSに遊びに行った時に聞いてみたけど「他に使ってる人あんまいないから気に入ってるっす」と嬉しい言葉。

でもこう自転車遊びしたら浮かび上がる新たなカスタムのアイデアが楽しいですよね。ハンドルこのままならステムをちょっと伸ばすか、sim worksのget around barくらいフラットにしちゃうのもcalling in sick mag的で格好いいし、ステムそのままでアルバトロスバーくらいでもいいのかも・・・なーんてカスタム妄想を話すのもライド語の醍醐味。

CLEMのL styleの初期ロットは「Clementine」という名前でした。今と違う仕様や古いものが眩しく見えてしまう気持ちももちろんめっちゃわかるのだけど、彼の様にそのとき手に入るフレームを、大事に5年愛せばそれはもう宝物になります。

名物メカニックカネヤンの1×1は、日本で一番ミネアポリスしてるSURLYだと思う。26+でシングルスピード。

防寒着を用意してのライドだったけどこの日は不要。暑い。そして疲れたら休む。グラントさんが言ってた「競い合うのは距離でも速度でもなくて楽しんだ時間だ」っていう言葉(染みた)。

水溜りがあれば漢試し開始。サブちゃんのBLACK MOUNTAIN ラカブラ (いつも撮影しながらのライド付き添いありがと)あ、自分は入りません、濡れるのが嫌なので!

ウエンツは何も気にせずザブザブ。この日がサンダルでライドできる今年最後の日だったかもしれない。

最後の登りを一踏ん張りで、

ご褒美の下りは空気圧は低めにて。太いタイヤはこれができるから転びにくいし楽しい。

リム打ちしたら休憩がてらチューブ交換すれば良いし、SURLYのチェーンステーに書いてある「Fatties Fit Fine」という考え方。速度は出ないけど(それが良い)これはRIVもBLACK MOUNTAINも同様で、太いは正義。

デジくんは途中ボトルを落としてしまってルート半分往復してたけど、めちゃくちゃ元気。シングルスピードで弾丸のように下る。トンネル抜けたら海。

朝集まってから6時間くらい経っていたけれどあっという間で、足パンパンなくせに「もう終わりか」という寂しい気持ちは、

ご当地の美味しいものとノンアルビールが忘れさせてくれるでしょう。朝の段階ではアジフライでしたが刺身定食へチェンジ。

UNDER THE SUNのお二人、ANDOくん、丸一日付き合ってくれてありがとう!また行こう!

 

冬になる前、この時期の自転車遊びは最高でした、というブログでした。