上馬店のタニです。カスタム日記書きます。

天空の城ラピュタは好きですか。僕は好きです。

この小型機が好きですよね。これドーラの旦那さんが造ったものらしいですよ。旦那さんは海賊じゃなくって発明家らしいです。

小さい頃は↑このジッちゃんが旦那さんかと思ってましたが違うみたいです。彼はドーラの父親が海賊を立ち上げた時からの古参のメカニックらしい。

この小型機「フラップター」と言います。折りたたみ式の羽が滑空中にピタッと止まった時の羽が半透明で格好いいなーって子供心に思ったわけです。

関係ない話と思うことなかれ。このフラップターの話はあとで出てきます。バイクチェックをします。

*RIVENDELL* A. homer hilsen (54.5)

先日納車させていただいたRivendellのA.HOMER HILSEN。大まかなご要望だけ伺っての「お任せビルド」。オマカセは燃えます。

Rivendellが「カントリーバイク」と呼ぶ40mm前後のタイヤが履ける、ラインナップの中では軽快で速度感ある組み方も出来るフレームです。CLEMやGUS BOOTSなどのMTBのタイヤが履ける”太RIV”に対して”細RIV”なんて呼んだりします。

*RIVENDELL* A. homer hilsen (54.5)

カントリーバイク、その名の通り「田舎道」を走れるような。しかし田舎じゃなくって都内だってアスファルトはボコボコ、縁石や段差、マンホールだらけ。

一般的なロードバイクのタイヤはそんな”日常使い”には実は細すぎる。滑ったりリム打ちしたり、カンカンに空気を入れたタイヤはビリビリと振動を体に伝えたり・・・もっと太いタイヤが快適だよね。これはSURLYにも通じる考え方です。

*RIVENDELL* A. homer hilsen (54.5)

こちらのオーナーは「雨でもガシガシ乗りたい!」とのご要望。Rivendellのボスグラントさんも愛用するSKSのプラスチックフェンダーに38mmのタイヤで組みました。

僕はHONJOの美しいアルミのフルフェンダーのファンですが、Rivendellにつけるならカジュアルなプラスチックフェンダーが好みです。美しいフレームを安価なディレーラーやフェンダーで崩しながら組むグラントさんのスタイル。

せっかくオマカセいただいたので、Rivらしくチープで不細工でDIYなマッドフラップを内緒で作ってオーナーをびっくりさせよう。

原材料はクリアファイル。業務用空気清浄機のセールスの方がくれた資料が入ってたやつ。型の見本にしたのはジルベルソーのもの。空気清浄機はお断りしました。

作ってる最中。これラピュタのフラップターの羽にしか見えなくないですか?

ドーラのゴーグルが「パリン」と割れて、フラップターが垂直落下してしまうシーンが脳内再生。納車後このバイクのブログを書く時はラピュタの話から書こう、と決めていました。

百円以下で作れるマッドフラップ。「マッドフラップター」と名付けよう。

*RIVENDELL* A. homer hilsen (54.5)

こんな些細な素材のフラップですが効果は絶大で、爪先への跳ね上げかなり防いでくれます。雨の日スニーカー濡れません。

作り方は簡単。

リアにはリフレクターをペタリ。

千枚通しで穴を開けてボルトオンで留めます。調子に乗って、

フロントのフラップには、昔いただいたアジアのどこかの神様のデカールを貼ろうかと思いましたが、これは好みが分かれそうなのでやめておきました。

美しいラグ溶接のRivendellのフレームは、どこか子供の落書きのようにFUNに組み立てるのがRIVらしくて良いと思います。

*RIVENDELL* A. homer hilsen (54.5)

髭の形のハンドル”マスターシュバー”、余ったバーテープの端切れ達をランダムに巻いてセラックニスで閉じ込めます。ニスで美しく色が変わるのと、日焼けや手汗で褪色して欲しいので、新作の綿100のバーテープにしてあります。このコットン100%のオススメです。自分のバイクも綿100化したい。

端っこはセイル糸で巻いて、糸の先っちょは5cmくらい残しておくと、いつかニスが切れてきた時ほぐれてファサファサの尻尾になって良い感じ。

*RIVENDELL* A. homer hilsen (54.5)

さらに余ったバーテープはチェーンステープロテクターにしました。

長いチェーンステーにバネの力の弱いローテクなリアディレイラーを使うことの多いRivendell、チェーンステーにパチャパチャとチェーンが当たることがあります。まあそれで塗装が欠けてしまってもRivなら格好いいので、これは無きゃいけないものではなく完全な蛇足です。

*RIVENDELL* A. homer hilsen (54.5)

もともとお持ちだったSIESTA BAGはマスターシュバーの形状と相性がいまいちだったので、これまたもともとお持ちだったBROOKSの下にサドルバッグとして。

長く使えるレザーサドルはこうネクストバイクに移植した時いきなりステキになるので良いですね。

*RIVENDELL* A. homer hilsen (54.5)

お任せビルドで僕の好みをたくさん入れさせていただいたのと、ここ最近はオフロードに傾倒した太RIVの組み立てが続いてたので、このHOMERはすごくグッとくるものがありました。

*RIVENDELL* A. homer hilsen (54.5)

都内街乗り、舗装されたアスファルトの上を走るのに調子良いのはきっとこんなRIV BIKE。

ブーツやギターやデニムと一緒で、新品のピカピカより、ヤレて使用感や経年劣化でより美しくなることを「ビューセージ」と言います。それがRivendellを格好良く組むコツ・キーワード。

たくさん乗って、直しながら40年乗って、美しくボロボロにしてくださいね。

Rivendell、徐々にフレームの生産背景もコロナの影響から脱してきて、2022年はフレームも入荷の予定があります。在庫がない時でも常に試乗車・展示車をご用意してありますので、Rivファンになりに是非見にいらしてください。

以上タニでした。