nbです。
楽しみにしていたTomii Cyclesのオリジナルパーツがテキサス州オースティンより到着!
Tomii Cyclesとはアメリカ、テキサス州オースティンで活躍するハンドメイドフレームビルダー。
日本人のNao Tomiiさんの手によりシクロクロスバイクにロードバイク、シティーバイクなど数々の美しい自転車を生み出しています。
また昨年の1月には自転車を持っていってステイさせてもらったり公私共にお世話になっている友人であります。
元々はボストンで彫刻家として活躍していたのもあり、フレーム小物の細かいディテールなどが本当に凝っていて
いつも見る度に感動しています。
今回入荷したのもそんなNaoさんらしさを感じるアイテム。
まずはこちら、”MAGIC BEANS“。
オリジナルのカンチブレーキ用のチドリです。
僕の知る限り世界最小、最軽量(前後で僅か3g!)というもの。
そのハイスペックさももちろんなんですが何よりカンチブレーキのチドリって野暮ったいのが多かったり、
自転車の美しさの邪魔をしてしまっているのも少なくない。
イケてるチドリもほとんど作られていないからじゃあ作ってしまえと生まれたのがこの”MAGIC BEANS“。
取り付けるとこんな感じ。
シンプルで超良い感じですね。
画像のようにフェンダー付きのコミューターにも抜群の相性なのですが、
この小ささと軽量さはシクロクロスのレースバイクにも最適だという話も聞いたので
これは自分も試さないわけにはいかないと早速自分のGEEKHOUSE Team Mudvilleに装着してみました。
超良い感じ!
ちなみにもともとは↓下の写真のチドリが付いていました。
だいぶスッキリ!
レースバイクに調子がいいという話は軽量であるって言うのも理由の一つでもありますが、シクロクロスならではと言える
極小のチドリで丸いので泥が付着しにくいというのが一番のポイントだと思います。
昨年はハードな粘着質の泥のレースはほとんど無かったですけど一昨年の全日本選手権みたいな
地獄のような泥ではかなり威力を発揮すると思います。
↓こんな泥。チドリにもめっちゃ泥たまってますね(ちなみにこの時レース中です)
取り付けも超シンプル。
真ん中にあるボルトでワイヤーをとめるだけ。
ロゴのある面は7mmのレンチで掴めるようになっているのが固定のとき便利でかなり気が利いています。
左右に飛び出るワイヤーは付属のチューブに入れることでずれを防いでくれます。
この左右に出るワイヤーは固定されていないのも自分のAVID SHORTY ULTIMATEには好都合で調整もしやすかったです。
肝心のブレーキの使用感ですが純正のチドリの時の引きとほぼ同じで引きが重くなったりすることも無く調子良しです。
この”MAGIC BEANS“はTomii CyclesのNaoさんデザインで、サンプルなど試作の協力者はボストン時代からのNaoさんの友人で
AARNというブランドでチェーンリングを作っているデザイナーのAaron Panoneさん。
さらにいうと彼は僕の乗るGEEKHOUSE Team MudvilleのリアエンドのデザイナーでありCUPPOWのデザイナーでもあります。
そういう訳で友人や知っている人だったりその繋がりだったりで僕がこの”MAGIC BEANS“をGEEKHOUSE Team Mudvilleに使わない理由が無かったのです。
こういう繋がり良いですよね。
完璧です。
軽量パーツにありがちな壊れる要素もまったく無いのでレースバイクからゆったり走るバイクまでカンチブレーキユーザー全てにお勧めできるものだと思います。
もちろんMADE IN USA。
“MAGIC BEANS“と共に入荷したもう一つのアイテムがこちら。
“HAMMERED BRASS BELL“。
VELO ORANGEの真鍮製のベルをハンマーで一つ一つ手作業で叩いて亀甲模様に加工し、さらに表面にも深みのあるエイジング処理を施したスペシャルカスタムのベル。
もともとがVELO ORANGEのベルとは思えないくらい存在感のある仕上がりです。
こんな感じで一つ一つ叩いて作っています。
やはりベルといえば気になるのが音色なのでしっかりとサウンドチェックも行いました。
入念に叩いてあるからなのか?上品で気持ちの良い綺麗な音色を奏でます。
鈍い光のHammered仕上げはダルメッキのNITTOのバーとは最高の相性なので是非エブリデーバイクに。
今回はパーツの紹介でしたがTomii Cyclesの自転車ももちろんBlue Lugからオーダー可能です!
Blue Lug上馬店では1本ストックのシクロクロスフレームが在庫がありますので実物を見ることもできるし
サイズが合えば是非組んで乗って欲しい美しい1本です。
Tomii Cyclesについてのお問い合わせもお気軽にどうぞ。
フレームやパーツの製作風景は日々Instagramにアップされているのでこちらも是非チェックを!
https://www.instagram.com/tomii_cycles/
www.tomiicycles.com/
音楽の街テキサス州オースティン、そして自転車繋がりということで今日はこの曲でお別れです。
MASH SF 2015のWalton BrushとKyle Murphyのパートの曲で使われていたコレ。
HOLLA!