出演、あんちゃん、ダイチ、金やん。

撮影、サプライ。

監督、金やん。

突如として幡ヶ谷店に現れた謎の物体。ファーストコンタクトしてしまったアンちゃん。

「コレなんなんだろう…。」おもむろに手に取りまじまじと観察していました。

「この引っ掛かり…、缶切りできそうですね。」

開かない。

「この穴…、パスタの量測れそうですね。」

約230g、二人分大盛りの量。一般的ではない。

「あ、もしかして…、」

あ、あんちゃん!!それはさすがにできないよ!!

あんちゃんっ!!

「なーんか違う気がするんですよねぇ…。」

アンちゃんのオーラが強化系×変化系というのが分かったところでメカニックストップ。

このままだと和風おろしパスタ出来ちゃうしショーケースもぶった切られてしまう。

一家に一台。メカニックの10徳ナイフ。

今回は待望の「ナガオカ・マイティツールプロ ST-100」のご紹介です。

なんでも15個の用途があるといわれる古より伝わりし謎のツールが、

まさかの未使用品で大量入荷。本当にコレ売れるの…?って不安も募る中、

こういうのは金やんが紹介するのが良いよねー(笑)って同調圧力に負けてこれを書いているところ。(冗談)

でも本当にコレ売れんのかいって思っているのは本当。

と思って店頭に陳列していたら競輪バイクバラすんですよって若い子が普通に買っていって、

変な秘めたるポテンシャルをふつふつと感じてもいる。

で、重要なのは中身よ。この工具一本で出来ることは、イントロの茶番だけじゃない。

でかい図体に暗器の如く携わる六角レンチは3mmから6mm。

バーエンド、ブレーキやステム、PHILのハブボルトまで締められる。

まだまだ行くぜ。本体には8つの機能。

六角レンチのホルスターを外すと現れるでっかい口径のレンチを併用して、

32mm&36mmのスレッドヘッドセットの調整に使えるレンチ。

競輪バイクはもちろん、RIVやBromptonのヘッドセットをお使いの方ならあって重宝する機能なのでは。

15mmのペダルレンチも。グリップ長いので割としっかり締められます。

固着した強敵には歯が立たなそうな素材感ではありますが…。

クラシックなBB用のレンチも。ロックリング外しも付いています。

競輪コグのロックリングは径が合わず外せませんでした。主にBB用と考えて使用した方が良いでしょう。

使うかな、気になるかな。一応角度を測れる分度器とスポークルーラー(スポーク長測れるやつ)が付いてきます。

正確かは一先ず置いておいて、気になっちゃう人は試してみよう。

おや、大地くん何をしているのだい?

「コレスタンドんなる書いてたんですよ。」

はっきり言って安定感5%のスタンド機能も。

この金属の棒に様々な役割を持たせたいという強い意志を感じました。

以前ちょうちんサイクルさんにお邪魔した際に貴重な資料を見せて下さいました。

1992年に長岡金属工業という会社さんが作った工具なんだとか。

DIYな昭和〜平成のサイクリストにとって、痒いところに手が届く画期的なアイテムだったのかなと思うと胸アツ。

メカニック用の専用工具に比べればお手頃な価格。故に精度と強度はまずまずといった感触ですが、

無いよりはあった方が助かるマルチツールなんじゃないでしょうか?

保証などは皆無ですが安心の日本製。

あなたのアビリティが少しでも上がるよう祈っています。

それでは。

※食材はスタッフがおいしく頂きました。