今回はバイクチェックになります。
いつもならお客様に組ませていただいた自転車を元にバイクチェックを進めていくのですが、
今回のバイクチェックに関しては「店頭展示車」のバイクチェックになります。

 

「店頭展示車」
店頭展示車とは、それぞれの担当メカニックがその時の気分や使いたいパーツを用いて組んだバイク。
いわば僕らが「こんなのどうですか?」と提案的にこしらえた渾身のバイクです。

 

店頭に並んでいるほとんどのバイクが我々メカニックがその時考え抜いて「こんなの良いでしょ!」って自信を持ってオススメしたいバイクなのです。

なのでたまたまサイズがぴったり。
たまたま自分の用途にぴったり。
たまたま自分好みのパーツアッセンブル。
と、たまたまががっちり噛み合った時なんかはそのまま持って帰るなんてのもアリ。

そんな自分でハードルを上げてますが今回はその店頭展示車のバイクチェックになります。お付き合いください。

 

*SURLY* Disc Trucker size:46

*SURLY* disc trucker (46)
*SURLY* disc trucker (46)
*SURLY* disc trucker (46)
*SURLY* disc trucker (46)

こちらが今回僕がこしらえた店頭展示車になります。
いわゆる「エブリディバイク」をイメージしてパーツを選んでおります。

エブリディバイクの定義なんてのは人それぞれで存在しないようなものですが、個人的に思うところは、

・バスケット
・ハンドルの形状は手前に戻ってくる物
・フェンダー(泥除け)
・キックスタンド

この辺がエブリディバイクの特徴じゃないかと思います。
かといって全部が揃ってないととも思っていません。
なんなら僕が通勤で使っている「エブリディバイク」に関してはハンドルは手前に戻ってくる形をしていません。
けど僕にとっちゃ紛れもなくエブリディバイクです。

パーツの紹介。

まずはもはやバスケットスタイルのど定番。
*NITTO* M-1B front rack × *WALD* 137 basketの組み合わせ。
ラックを土台にするとやっぱりスッキリした見た目になります。

ハンドルはやっぱりな、*NITTO* B356 M’s barを。
このハンドルなら姿勢が起きて視野が広がるので乗りやすさという点に関しては右に出るもの無しです。

フェンダー(泥除け)は*VELO ORANGE* smooth fendersを選んでます。
スムースフェンダーといってフェンダーそのものに特殊な模様等が一切ありません。その分シンプルに見せてくれます。
これで後ろからの跳ね上げで背中を汚す事も無し。前からの水しぶきで足もとグチョグチョにもなりません。
フェンダーがついているだけでかっこよくなるのも不思議です。

*SURLY* disc trucker (46)
*SURLY* disc trucker (46)
*SURLY* disc trucker (46)
*SURLY* disc trucker (46)

写真では見えにくくなってしまってますが、この車体にもしっかりついています。キックスタンド。
*PLETSCHER* double kickstandダブルキックスタンドといえばコレってくらいの指名率ですがその理由の一つとして、先ほど写真では見えにくいと伝えたようについているのに目立たない、そして安定するといったスタンドの悩みをすべてカバーしきってるとこにあると思います。

変速は前後に装備。
後ろ9段、前に2段の18段変速。フロントダブルフェチの僕にとっては前に変速を持たせるのは必然でした。
かといって多すぎるギアも持て余すので必要最低限といったところにとどめています。

個人的推しポイントはバッシュガードです。
これはチェーンリングに裾を巻き込むのを防止してくれたり、同じく裾が汚れるのを防いでくれたり、チェーンの脱落を防いでくれたり、太いパンツをはく機会の多い方はこれ一枚で意外と安心させてくれるパーツになります。
チェーンリングのギザギザ感むき出しもかっこいいのですがガードで隠してしまうのも個人的にはツボ。

変速機は手元変速。
これに使うは、*RIVENDELL* S-2 thumb shifterのサムシフター。
造形美もさることながらグリップを握りながら変速ができます。そして通常の変速レバーよりもかなりシンプルな見た目となっているのでハンドル周りもすっきりします。

*SURLY* disc trucker (46)
*SURLY* disc trucker (46)

と、ここまでが僕が今回店頭用に用意したエブリディバイクです。
ここからは同じエブリディバイクでも異なるモデルで具現化されたエブリディバイクを何台かご紹介していきます。すべてサーリーのモデルから抜粋です。

 

*クロスチェック*

*SURLY* cross-check (46)
*SURLY* cross-check (52)

手前に大きく戻るハンドルに、フロントバスケットスタイル。エブリディですね。
2枚目のクロスチェックにはしっかりスタンドも装備されております。

 

*ストラグラー*

*SURLY* straggler (52)
*SURLY* straggler (50)

1台はフラットバーに前後フルフェンダー。しかもシングルスピード。ちなみにこの方のバイク後日フロントにラック+バスケットしています。
もう一台は縫製チームからアンちゃんのストラグラー。
こちらも前後フルフェンダーにフロントバスケット、さらにはダイナモまで完備の役満状態。

 

*ディスクトラッカー*

*SURLY* disc trucker (50)
*SURLY* disc trucker (52)

ハンドル、前後フェンダー、スタンド、バスケット。
展示車で紹介したのも同じディスクトラッカー。この車種はツーリング車としての呼び声高いモデルですが故にこうした毎日に寄り添ったスタイルにもしやすいのが特徴的ですね。

 

さて、
最初に紹介したオレンジのディスクトラッカー、こちらは幡ヶ谷の店舗で実車をご確認、試乗までしていただけますのでどうぞお気兼ねなく。
紹介しきれていない僕なりに拘った部分なんかもありますんで前のめりにお伝えすることもできますので是非に。
それでは!!

 

シャミセン