本日は上馬的バイクチェックワンツーお送りしまーす。
気温の上昇と比例して増えて行くお客様のナイスバイク達。
1台1台くまなく撮影させて頂いて、カタログの1ページとして残させて頂いています。
オーナーの素敵な自転車生活の門出を祝う意味でも、これから自転車を組んでみたい未来のオーナー達への道しるべとしても、このバイクカタログは役立つはずです。あれ、なんか大げさに言い過ぎて気まずいですね。
でも世界に1台のシグネチャーバイクが、こんなに大量に一辺に見れちゃうところって意外と無いんじゃないのかな〜、と手前味噌にセロリをディップしているきもちです。カウチポテト。
ではいきまーす
まずはオーナーの美意識光るフルカスタムのSURLY KARATE MONKEY。
その走破性でどんな道も遊び場に変えちゃう万能29er KARATE MONKEY。
目を惹くのは特徴的なマウンテンドロップバー、操縦桿を思わせるGEVENALLEのシフトレバー。ノーマル完成車のKARATE MONKEYがどんなだったか忘れてしまうカスタム感。
ブレーキレバーを握ったままバーエンドシフターで変速出来る次世代変速機。
ハの時に開いた独自の形状のハンドルは、オフロードでも極太タイヤを自在にコントロールできます。
砂漠戦を思わせるツヤ消しサンドベージュのカスタムペイントに特注デザートカモのデカールを合わせ、サイドスキンのFAIRWEATHER XCタイヤともマッチ。
こういうところ、オーナーの遊び心やオーナーが感じられる所。
フロントはギア1枚、美しきMADE IN USA WHITE INDUSTRIESのenoクランク。ノイジーなサウンドのPAULのハブもアメリカ製。アメリカ生まれのSURLYにはアメリカ製のタフなパーツがほんとに似合う。
気まぐれデッドストックの旧XTRのリアメカは上馬秘蔵品。コンセプトだけ頂いて細かなパーツは全てお任せ頂いたので、とっておきを引っ張り出しました。
とっておきが気になる方、パーツを決めて行く中で担当スタッフ突っついて下さいね。なんか出てきます。
お次はFAIRWEATHER CXを全く別の角度から咀嚼した1台。
シンプルで美しいシクロクロスフレームFAIRWEATHER CX。組み方によってはレーサーにもなり得るフレームを、全く別の解釈でアッセンブル。
毎日の通勤から、休日のパートナーまでこなす大人のネオクロスバイク。こんなバイクをさらっと流しちゃうのがオトナだなーと思います。
透き通った立体感のある塗装は通称「キャンディカラー」BY COOK PAINT WORKS。
SIM WORKSの名作リトルニックバーは左右を程よくカット。
マウンテンバイクな幅のままだと街乗りに向いていないし、すり抜けを意識して切り過ぎてしまうとコントロール性を失います。短かすぎず広すぎず、いい塩梅を狙います。
サドルはあえてレザーではなくブラウンのSDG。これはオマージュ。
パッド多めで座り心地もよく、タフで水にも強い。レザーサドルエブリデーバイクの唯一の天敵、雨でもへっちゃら。
タイヤは28c。気持ちよくスピードが出せる事、荒れたアスファルトや悪路も難なく走破出来る事、そのクロスオーバーが28cかなと思います。
センタースタンドも装着可能なこのフレーム、ほんとに奥行きあるなーと痛感した1台でした。
そんでもってお次はブルーラグのピチーチ得点王CROSS CHECK。
これはズバリ賢者組み。一見個性的なフルカスタムに見えるこのバイク。実はメーカー完成車をベースにツボだけ抑えたナイスカスタムです。
SURLYはメーカー完成車ノーマルのままでも、十分に遊べて乗り倒せるパーツをくっ付けてくれてるメーカですが、せっかく何でも出来て個性が出せるCROSS CHECKはそのままだと勿体ない。
ツボその①。バイクの顔でありその性格を決めるハンドル。信頼のジャパニーズブランド日東のマスターピース、マスターシュバーに換装。
一見見た目はクセがある様に見えますが、ドロップハンドルと同じくらい持つ位置の選択肢があり、実は長距離長時間乗るにも適したハンドルなんです。
ツボ②はバイクの鼻ステム。ハンドルに合わせて日東のクロモリをチョイス。アルミの物に比べて振動吸収、乗り心地の良さだけでなく、細くてすっきりしたルックスはフレームともマッチします。スペーサーとフロントハンガーも外径合わせてあるのもミソです。
ツボ③はサドル。常に身体に触れている所であり、停車時一番目立つところでもあり。これをバシッとお気に入りに変えるだけでガラッと印象乗り心地を自分だけのものにできます。この3つテスト出ます。
SURLYに乗りたいけど、フルカスタムはハードル高いな〜なんて方は是非この賢者を参考にするべし。
拡張性の高いクロスチェック、乗りながら姿を変えて行くのも醍醐味です。
SALSAのアドベンチャーツーリングバイクCASSEROLLもロールアウトー
同色のフロントラックがデフォルトで付いてくるこの名作フレームセット。
見慣れたシマノではなくオールブラックが引き締まるSRAMのコンポーネントでアッセンブル。軽量で1つのレバーで直感的に操作出来るSRAMのシフターは、他はコンポメーカーはもう使わない、という支持者多数。アメリカンなフレームにも合いますね。
ピカピカにポリッシュされたWHITE INDUSTRIESのハブが滑らかな回転と小気味の良いラチェットサウンドを奏でます。リムもUSAなVELOCITYで合わせているのもポイント。
それにしてもWTBのサドルのご指名率が高い。格好良さ、お尻痛くなる率の低さ、アメリカンスチールバイクとの相性よさがその秘密であろうか。
内容量を可変出来るFAIRWEATHERのシートバッグはデイリーな荷物も平気で積載可能。
フロントキャリアにバッグも付ければロングツーリングから小旅行まで。さらにさらにゆくゆくはリアキャリアにパニアバッグを付ければ・・・妄想は膨らみます。
バイクの多様性がその人のライフスタイルや行動範囲に伴って変化出来るのって素敵ですよねー。
そして今宵の秀樹松井登場、HUNTER CYCLES “WOODRAT”。
アメリカはサンタクルズのレジェンドビルダー、リックハンターが作るFun Trail Bike。憧れのフレームを手にしたオーナーの元へ旅立って行きました。
このフレームはプロダクトモデルで、現在は人気がゆえに一時カスタムオーダーはクロースしてしまっている様ですが、このWOODRATはまだ手に入る様です。。こっそりリークしておきますね。
工場の大量生産とは違い、ビルダーが乗り手を想ってその手で作り上げるハンドメイドバイク。
敷居が高いと思われがちですが、自身が一番乗っちゃうものをオーダーすれば良いと思うんです。例えば乗らないレーサーより年間300日乗っちゃうバイクを。もちろんレーサーが必要な人は唯一無二の戦友を作る事だって可能です。
ブルーラグ上馬、HUNTERを含め数多くのハンドメイドバイクビルダーのバイクをご案内出来ます。ご興味ある方まずは見るだけでもいいですし、何でも聞いて下さいね。
今回のバイクチェックワンツーチーはこんな感じです。
気になるバイク、共感出来るバイクはありましたでしょうか?
お客様の「ご要望」をコトコト煮込んで「用途」というピザ生地に僕らの「感性」をモッツァレラ・・・伝わっていますでしょうか。
(伝わっていない、もっともっとチェックしちゃうぞ、という方はこちらからどうぞー→コンプリートバイクカタログ)