葬送のフリーレンが面白すぎて、漫画は最新刊まで買い揃えて、アニメは2週目に入りました。
第2期は2026年1月だそう。待ち遠しい。
みなさんこんにちは。上馬店よりサンタです。
先日UPされたミンミンのブログはチェックしていただけましたか?
Stridsland Beachcomberの新色が入荷しましたね。
過去の入荷分も、気がついた時にはなくなっていたかと思うので前回間に合わなかった方は要チェックデス。
時を遡りまして、去年の11月。
上馬店に、ファットバイク黎明期の2000年代初期にSurlyが世に解き放ったKrampusの展示車が試乗車としての役目を全うし、店の片隅で眠っていたのを「先輩たちの山遊びに混ざりたい。」という僕の気まぐれで叩き起こしました。
そんな気まぐれで乗り始めたKrampus。いざ乗ってみるとトレイルで大体の障害物は乗り越えられるし、スキルがなくてもバンバン山を攻められる29er plusの乗り味に病みつきになってしまって、最近は通勤もKrampusでしちゃうくらいマイブーム。
Surlyに一発くらわされちゃいました。10年も前にこんなの作るの早すぎるしかっこよすぎる。
それからというもの、土臭いバイクや太いタイヤが好物になってしまった。
そんなマイブーム炸裂中は、Krampusを見つけた時と同様に、いつもと違ったものが異常に目に飛び込んでくるもので…
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ほのぼのしたファミリーライドの動画が上がったと思ったら、トレイルをバイクパッキングしたままの状態で、バニーホップしたりウィリーしたりと縦横無尽にトレイルを駆け抜ける姿が意味わかんないくらいかっこいい。そんなStridslandのライドスタイルや世界観が目に焼き付いて離れなくなってしまった。
ボスのMatias StridslandさんはBMXやMTBがルーツ。弊社で言うところのセントさんやジャッキーですね。そりゃ乗るのがうまいわけだ。
今までは、彼らが簡単にやってるバニーホップやウィリーなどのトリック見ても単純に「上手いな〜」だったのが、実際に自分がやろうとしても難しすぎるし、出来なさすぎて「あの人たちマジでやべえ」と仲間でも、憧れやリスペクトに変わります。僕にとってMatias Stirdslandもその1人。
マティアスさん自身が26inch MTBが好きで、元々は26inchのオールドMTBにセカンドチャンスを与えるためにBarnacleフォークの製造からスタートし、同様に古いトリプルマウンテンクランクもフロントシングルにして使えるように94bcdチェーンリングを作ったりと、古くなって今となっては使いづらくなったものをもう一度スポットライトを浴びせたり、まだまだ使えるって考え方がちょっぴりSurlyと重なる部分があるなと思い俄然興味が湧いてきた。
そんなフォークやチェーンリングから始まって、ついに誕生した彼らのオリジナルフレーム、Beachcomberが再入荷。
ここまで高まってしまったのなら、組まないわけがない。
私物になりますが、どうか紹介させてください。
Beachcobmer 50(S)
三日三晩悩んでサイズはSにしました。
BBハイトが高く、フレームに跨った時のスタンドオーバーは高いけど、トップチューブは短いのがBeachcomberの特徴です。それ故にサイズ選びが少々難航しました。
僕は身長177㎝。サドルハイト(BBの中心からサドル座面までの距離)は72㎝。
サドルの高さを上下できる機構、ドロッパーポストを必要としないのであれば、基本的に車体に跨った時のスタンドオーバーとサドルハイトで決めれば問題ないです。しかしドロッパーポストを入れるとなると、少々話が変わってきます。
本国の商品ページを参照して、
同じようにMサイズで90mmドロッパーを刺して、一番シートが出た状態でサドルハイト71㎝を作ろうとしても、僕たちが取り扱っているシートポストだと、どう頑張っても71㎝以上になってしまう。一番短いストロークのものを刺しても、ミニマムで75㎝しか作れなかったのです。
各社からドロッパーポストは出ていますが、つなぎ目部分の厚みがそれぞれ異なり、本国が使っているシートポストよりも僕たちがよく使うドロッパーのつなぎ目が厚くて、参考画像通りにならなかったのです。
(僕たちのラインナップではx-fusionが一番薄かった。サンタ調べ)
ここの厚みです。
なのでドロッパーポストを入れる方は、実際に使うシートポストを一度刺してみて、自分の理想のサドルハイトが出せるかでサイズ選びをするのがおすすめです。
「僕の場合はMサイズも乗れるけど、ドロッパーを入れるとなると自分のサドルハイトが作れなかったのでSサイズにした。」
といったところです。
Sサイズになるとトップチューブが544㎜とぐっと短くなりますが、その分コンパクトになって取り回しがよくなり、ウィリーやバニーホップがしやすくなるそうです。
おそらく普段乗りなれている自転車に比べてハンドルまでの距離が近くなるので、この辺はBMXテイストが強いですが、これはMTBMXなのでこういう乗り物と思ってもらえればです。
もちろんサドルハイトに余裕があれば、一つ上のサイズに上げることでコックピットに余裕が持てて、いつものポジションにも近づけられるし、シンプルにステムを伸ばしてハンドルまでの距離を伸ばすのもいいと思います。
喋りすぎました。文章でなかなか上手く伝えれないのでサイズについての細かいことの続きはぜひお店でお話ししましょう。
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本国で組まれたBeachcomberは鮮やかなアルマイトパーツ多めで、彼らが作るオリジナル商品もアルマイトが特徴的。
これだけ色物使ってもいいんだとアルマイトパーツのカッコ良さを再認識させてくたフレームでもあります。
自分が組むバイクにはカラー物はワンポイントで済ませることが多いですが、Beachcomberに限っては「やりすぎくらいがちょうどいい」と思ったのでカラー物をたくさん使いました。
もうスタートからどんちゃん騒ぎ。
Stridaslandのanchor barはマストで使いたかった。
元々Krampusで使っていたというのもありますが、シンプルにこの組み合わせがかっこよすぎる。今回のフレームの入荷に合わせてanchor barも再入荷しております。
モモさんが使っていたNewハンドルBullship barも気になるところですがまずはこちらで。
Beachcomberは26inch plus(26x 2.8)を履かせることを想定して作られています。
27,5 x 2.6まで拡張可能ですが、僕はマティアスさんのような乗り方がしたかったので、26インチ+をチョイス。
軽くて取り回しが良く、漕ぎ出しの反応も良い、とよく聞きますが、これまで正反対の29er plusに乗っていた僕はここの乗り味の変化が一番楽しみです。
ちなみに26プラスホイールには
*WTB* st i40 rim x *WTB* ranger tire 26+ がおすすめです。
見た目もカッコよくて、耐久性もあって、軽くて、リーズナブル。いい事ばっかり。
Stridsland以外の26Plusが入るフレームにもおすすめです!
ここぞとばかりにアルミのカラーニップルで組みました。
いつも使っているphilwoodの真鍮ニップルの方が強度が強いのはもちろんですが、これはアルミで組みたくなった。微々たるものですが、重量は軽くなるのでそっち路線という事で。
アルミのニップルが弾け飛ぶくらいカッコよく乗りたいという縛りでもあります。
ロッカーエンドなのでホイールベースの調整が可能。
安定感が欲しい時はガン引きで、ウィリーやバニーホップなどトリックやピョンピョンしたい時はガン詰がおすすめ。
結構のり味変わるので面白い。
バニ練ではガン詰で、トレイルでは引いてみたりと自分好みに。
Stridslandのおすすめはガン詰だそうです。その際のリアのチェーンステーの長さはなんと415mmになります。詰まりすぎ笑
ロッカーエンド用のM8チタンボルトもStridslandからカラーバリエーション豊富に出ているのでメイクアップにおすすめです。
クランクは使ってみたかったCyber cycleの2ピースクランク。
この漢らしい無骨な見た目が気に入って奮発しました。
無骨な見た目だけどハンドメイドでブラックはセラコート仕上げ。
昔はこんな見た目のクランクが各社出ていたそうで、身近にあるものだと谷さんがLow sideで使っているsyncrosのクランク。
このテーパーしているアームに細いフォントで「syncros」カッコいい。
すでにお気づきの方、さすがです。
「syncrosフォントでsantafeシールを作ってもらいなよ〜」と谷さんがぼそっと呟いてくれたを間に受けて本当に作ってもらいました。
チャコちゃん今野さん、お付き合いどうもありがとうございました。
どんだけ自分のあだ名気にいってんだよだし、ふざけすぎ。だけどめっちゃ気に入っています。
チェーンリングとチェーンピンはもちろんStridsland。
本国の発信を見ているといつもパッキング状態でライドしてますよね。
トリックがしやすいフレームでありながら、これでもかってくらいに至るところにダボが用意されていてツーリングもできるフレームです。
でも正直なところ、ダートツーリングは車輪が大きい方が楽じゃない?とも思いますが、マティアスさんはこのバイクで毎日30kmの通勤をしていたそうです。つまりタイヤの径や太さは関係ないって事ですね。わかったよマティアスさん。
車輪は小さいし、タイヤもここまで太くなると、もっさりしてスピードが出にくいのは当たり前です。だけどそのもっさり以上に乗り心地での満足感の方が強いので全然気にならないです。
明らかにKrampusよりフロントが上げやすいし、リアも上がりやすく感じます。スキルがないけどフレームがカバーしてくれている感じがして乗っていてとても楽しいです。
まだまだ練習中ですが、このフレームに乗り始めてからできること少しずつ増えてるような気がしていて、乗りたいから通勤時間に早くなれ!とも思うしバニ練が開催される火曜日に早くなれとも思うくらい良いバイクです。
長々と書いてしまいましたが、少しでも気になっていただけたら嬉しいです。
いつも通り上馬に置いているので試乗大歓迎です。
それではまた!