銘品ステムであるBOXCARステムTHOMSONのX4ステム

前者はアメリカブランドらしいガツンと厳つくいかにもタフそうなルックスながらも、軽量さを併せ持つアルミ削り出しステム。

後者は更に軽量さに振られカリカリに削り込まれつつもハードなシーンで変わらず使われ続ける定番的存在。

両者ともにルックスが抜群に格好良いのは語られ尽くされているかと思うので言わずもがな。

*BLACK MOUNTAIN CYCLES* mod zero (47)*BLACK MOUNTAIN CYCLES* mod zero (47)

*BLACK MOUNTAIN CYCLES* monster cross (56)

*BLACK MOUNTAIN CYCLES* monster cross (56)

この2ステムの何が好きって地味〜にフォーク取り付けの角度が「ゼロ」度のラインナップがあるのがとても良いのです。

フォークのコラムに対して直角に取り付けられるってわけです。

ステムに角度が少しついているものと比較した時にゼロ度のがルックスが良い!!!と個人的には思っているのです。

特にグラベル、ダートタイヤが付くようなヘッドチューブの角度が少し寝たバイクには殊更に。

もうこれは半分迷信めいたといいますか、いわばフェチ的なものに近いのかもしれませんけども、角度付きのステムを上向きにした際に妙におっ立ち過ぎているように見えちゃうんですなコレが。

「角度ついていた方が上向き下向きでポジションの味変を楽しめるじゃんか!」なんて声も各所からきそうですが、

だからこそ、そのある種保険ともいえる汎用性を捨てたゼロ度専用!って潔さにもビビっとくるのですな。

ゼロ度が絶対的に格好良い!と言いたいわけではないです。バイクが変われば角度付きのが良いなんて言っちゃうのも自転車多重人格者である自分の性。。。

 

ゼロ度の31.8mmのハンドルサイズのアヘッドステムとしては宇宙一の品揃えを自負するBluelugですらPaul BOXCARとTHOMSONのX4と現状2択。

この31.8mmのハンドルが世に浸透した現代になってからの長きに渡ってライバルも出てこないことから、ややニッチな存在とも言えます。

そんなニッチな立ち位置なんてところにも妙にグッときちゃう。なんて方にも是非とも試して頂きたいなと。