見た目からして、”ベル!” って主張が少ない名脇役の KNOG Oi シリーズ。

新たに、Oi prima が登場したので入手させていただきました。

ハンマーのバネ部分が工夫されていて、耐久性をより高めたモデルとなっているそうです。
ボディー部分は他のOiシリーズとおおよそ同じかな(?)

せっかくなので大袈裟ですが、録音して音声解析してみます。

こう見えてなぜか僕、大学時代は音響工学専門です。

こちらが、誰もいない夜の公園でOi prima を4回鳴らしたのをiPhone録音した音源です。↓

FFT(高速フーリエ変換)をかまして、スペクトログラム解析すると、、、

(※縦軸が周波数[Hz]、横軸が時間[s])

これは綺麗な波形ですね。

アタックの瞬間、耳に障るように感じる刺激音は即時にミュートされます。

あとは3.8kHzあたりが基本周波数の音。およそ5秒程度でしょうか。優しくサステインしていきます。
これは人間の耳が敏感に反応し、外部雑音にも負けない周波数領域です。

倍音成分はギラギラしすぎないように抑えの効いた様子。

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これが、ピーーーン という透き通るような音の説明。

ただ音が大きければOKな主張強めのベルとは違い、抑えめだけど気になって目で追ってしまう。
主役以上に存在感を示してしまうようなバイプレーヤーなベルでした。