ライドの最中、手元のレバーでワンタッチでサドルを下げられるドロッパーポスト。
昔は本格的にマウンテンバイクをする人の専売特許だと思ってましたが、徐々に身近になってきて、僕みたいに休日ただ「楽しみながら乗る」って層にまで降りてきたと思います。
普段乗りやオフロードまでのアプローチを漕いでいる時と、いよいよ下りに突入して「ヒャッハー!!!」の時でサドルの高さを変えたい。
自分のバイクに導入して1年くらい。その便利さと楽しさに病みつきになった。
「ドロッパーは乗るの上手い人のもの」なーんて持ってた先入観はどこかに行って、僕みたいなヘタッピこそ”ドロッパーのおかげでさっきのヤバイとこ転ばずに走れたな〜”なんて経験もできた。
ドロッパートリガーは、ブレーキレバー同様にレバーの動きの滑らかさと”ガタ”の無さでPAULがぶっちぎりで調子良いことがわかった。
何より格好いいし「付けたくなる」。僕もこのトリガーがなかったらドロッパーデビューしなかっただろうな。
がしかし、
先日そのドロッパーポストやめてみました。外しました。
理由は「頼りすぎ」と感じたからです。楽しいし、ビビった瞬間にサッと下げれるその便利さに、甘えている気がしたのです。
一緒に乗りに行くカネヤンなんかはまさにそうで、「SURLYを体現している」というか、バイクも遊び方も楽しみ方もっとシンプルで、「ただFUNである」というか。
自分が機材や機能に頼って頭でっかちになってやしないか?俺考えすぎてないか?・・・というフェーズに入ってしまったのでドロッパーポストしばらく封印です。
自分の身の丈にあって、ローテクでシンプルなものを面倒と思わず愛でよう、という気分です。
ドロッパートリガーと同じく、クイックシートカラーもPAULがおすすめです。ライドの途中、下げたくなったら降りて「よいしょ」と手動でサドルなんて高さ変えちゃえば良い。
少ない力でガッチリ固定できるし、他のメーカーのクイックシートカラーも色々試したけど、開閉のしやすさ、微調整、格好よさ、やっぱりPAULはすごい。
いつもの自分のサドルハイトの目印に、キリでシートポストに目印つけて、ライドが終わったらこの高さに戻せば良い。汚れも傷も気にしないで楽しんで乗ってる感じが今はいい感じ、です。
とかいって、半年後には「ドロッパー再導入!」なんてレビューを書いていそうですけど、「どっちが正解」とかではなくて「それぞれ良くて皆に選択肢があることが良いこと」「その時の気分でFUNであること」ということだと思います。