PARTSLIST
Frame : | *RIVENDELL* sam hillborne | |
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Wheels : | *VELOCITY* × *SHIMANO* deore | |
Handle Bar : | *NITTO* B352 albatross bar | |
Stem : | *NITTO* technomic 225 | |
Tire : | *PANARACER* gravel king tire | |
RD : | *SHIMANO* ALTUS | |
Crank : | *WHITE INDUSTRIES* eno single speed crank × bash guard ring | |
Front Rack : | *SOMA* × *WALD* 139 basket | |
Rear Rack : | *NITTO* rivendell big back rack 33R | |
Pedal : | *BL SELECT* SHARK pc pedal | |
Bar tape : | *BLUE LUG* acrylic cloth bar tape |
BIKE PEOPLE #1
「SIESTA STORE」店主の青木氏。
彼とは学生の時からなので下手したらもう20年くらいの付き合い。
洋服や音楽やその他アメリカもんの諸々、現在の僕の趣味嗜好の多くが彼の影響を多分に含んでいます。
その昔「ピスト」で検索しても「アロマテラピスト」しか引っ掛からなかった時代に、突如謎のギアの無いほっそい細い自転車を押して現れて・・「タニ、自転車乗ろうよ」と。僕の人生に「ピストバイク」を持ち込んだ張本人でもあります。
彼に必要だったのは通勤の用途で酷使できるバイク。出勤前のスケートまでの脚になるバイク。
しかしピストバイク以降、彼の好きな他の要素と結びつくバイクがなかったそうなのだけど、先日のまっちゃんのブログにあったように、
大好きなサンフランシスコのローカルのスケーター達がRivにハマって乗っているのを知って、点と点がつながったのがきっかけみたい。
そして「普段着、いつもする格好と違和感がないバイクであること」。これは最近僕も共感します。
ハンドルバーは定番アルバトロスバー。
オーナーからの注文は「レザーとコルクのクラシックな感じもいいのだけど・・」「グラントさんのバイクのような、ちょっとヤバイ感じにしたい」。やばい感じね、そっち方面なら得意です。まかせとき。ニスの下はわざわざ綿100バーテープにしたのでどんどん退色します。
デッキや荷物の多い彼はキャリアはマスト。仕込んだリフレクターもやば目でお任せ。
お店の在庫を沢山運ぶ毎日にはWALDバスケットの大きい方139番。カゴや他の箇所に張り込んだステッカーはオーナーが。好きなスケートショップやスケーターのアートワークだそう。
ダイナモも勧めたのだけれど「格好良すぎる、ダサいものがつけたい」とのこと。ダイナモは格好良すぎないしサイゴライトはダサくないよと思ったけど、僕より頑固なので、ダイナモの便利さは向こう数年で口説いていく所存です。
「シフターに手書きで”HIGH”」
ガッチリ両足スタンドはSOMAのもの。似ているガッチリ感のあるものでvelo orangeのものを勧めようと思ったのだけど、サンフランシスコのメーカーだと喜ぶかなと思って。
WHITE INDのクランクは以前乗っていたSURLYからの載せ替えです。しばらく乗っての感想は「ダブルにしたいかも」。同意です。僕もRivendelはフロント多段の方が好きです。次回はせっかくのクランクアームは生かしてチェーンリングを変えてダブル化の予定。
総じて彼の分身のような、自分用にも他のお客様にも組めない、持ち主にそっくりなバイクができました。
そして何より、当時僕にピストを教えて人生狂わせた張本人のために、今現在僕が狂っているRivendellのバイクを組めたことが僕の中でアニバーサリーを感じる出来事でした。15年越しの仕返し。
ここから乗って乗って酷使して、グラントさんや現地のライダー達のバイクのように、ボッロボロにして欲しいです。
by タニ