PARTSLIST
Frame : | *RIVENDELL* A. Homer Hilsen | |
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Wheels : | *VELOCITY* A23 × *SHIMANO* XT | |
Stem : | *NITTO* UI-12 thread stem | |
Tire : | *PANARACER* gravel king tire | |
Crank : | *SUGINO* mighty × *AARN* narrow wide chainring | |
Brake : | *PAUL* racer brake | |
Brake Lever : | *GRAN COMPE* | |
RD : | *SHIMANO* XT | |
Pedal : | *MKS* allways pedal | |
Saddle : | *BROOKS* swift chrome | |
Bar tape : | *BLUE LUG* acrylic cloth bar tape | |
Bag : | *ULTRA ROMANCE* fabio's chest | |
Brake hanger : | *FAIRWEATHER* | |
Bottle cage : | *FAIRWEATHER* side open cage |
現RIVENDELLラインナップで一番軽やかで、走る・進む、彼らが「カントリーバイク」と呼んでいる現在での「グラベルロード」「グラベルグラインダー」に当てはまる(らしい!僕は別のものに感じるけど!)バイク。
とはいえRivendelは、各モデル特徴や長短所あれど、SURLYや他のメーカーほどモデルごとの役割分担がされていません。語弊のある極論を言うと、組み方、使い方次第ではどのモデルでも同じように使うことができたり。
こちらのオーナーも、このHOMERが一歩リードながら初めは他モデルと比較してご検討。フレーム残り少ない名車Sam Hillborneや、前者らよりマッスルなオールラウンダーAtlantis とも比べてもらいました。
決め手になったのはオーナーとのMTGの中でお話に出た「スニーカーのような軽やかさ」。
グイッと手前に戻ったのんびりバーで、ブーツのように重厚に組ませていただくことの多いRivendellですが、ポジション高めのドロップハンドル。フルアーマーで積載が得意な感じではなくって、機動力も意識したバイクが良い、とのことでこのフレームに決まりました。
バーテープは*BLUE LUG* acrylic cloth bar tapeの色は「スレート」、元はかすれたブルーです。セラックニスで2回閉じ込めてダークトーンに。使えば使うほど色味も風合いも変化していきます。
ブレーキのケーブル受け、スレッドステム用の22.2mmハンガーもあるのですが、ステムの調整域を狭くしてしまうので、今回はあえてアヘッドOS用のサイズのものにシムを入れてヘッドセットの中に組み込みました。
ピョーンとのびたブレーキケーブルはPAULのRACER BRAKEを引くことになります。
僕は一番美しいリムブレーキだと思う。オーナーも序盤でこのブレーキがキーワードだったよう。現行のVブレーキのシューが使えるので効きも良いです。ひきの軽さも無段階で調整できるのも良いところ。
そしてあまりRivendellのバイクにはやらないのですが、タイヤはチューブレス。漕ぎ出し軽く、タイヤのモッチモチを感じることができます。これもテーマが「軽快さ」と言うところから。
デイリーバイクには適さないと思いますが、オーナーがお持ちの他のバイクで扱いに慣れてらっしゃると言うのもあります。
マナー全開にクラシックに寄せすぎない、と言うのもご要望の一つ、AARNのチェーンリングでネオに、フロントシングル。操作の手間を減らして軽快に。
余ったバーテープはチェーンステープロテクターにしました。(バーテープのニス塗る前の元の色がこれです)麻紐巻きの部分だけセラックで閉じ込めてあります。ピョコンと触覚を残すのは僕のマイブームであって深い意味はないです。9sのリアメカはアームの力が弱いのでチェーンが暴れやすく、意外に活躍します。
オマカセいただくと僕が直ぐ引っ張り出してくるこのリアメカ、大好きな9速XTもいよいよディスコンです・・。なるべく在庫確保しましたがもう残り少ない。悲しい。手元がバーコンでライン上にアジャスターがないので、先っちょにRitcheyの後付けアジャスターを仕込んであります。
サドルはBROOKS SWIFTご指名。意外と座面が狭いので、お尻荷重になることが多いRivendellに普段はSWIFTをお勧めすることはありませんが、このHOMERならドロップハンドルでスピード感があったので大丈夫かと思います。
自分が太めのRiv、CLEM SMITHに乗っていると言うのもあり、少し細みで颯爽と走るこのHOMERは組んでいて試乗させていただいて、かなりグッときてしまいました・・・自分が欲しい。踏んだらスッと出るRiv。
自分好みのニュアンスを入れさせていただいた2台で、書きたいこといっぱい、長めになりましたが本日は以上。格好いいバイクを組ませていただいて、本当にありがとうございます。
by 谷