*RIVENDELL* clem smith jr.

とある日のブルーラグ上馬店・・営業終了後に作業する今野ボーイ。
「おっ！Clemにプラフェンダーいい感じだね！」
「そうなんですよー。」

そんな会話をしつつ、またいい感じのお客様の女子チャリの納車なんだなー、程度に気にも留めていなかった２週間前。そして今週。今野ボーイがお休みで谷さんと２人だった日の夕方。「お疲れっす！」いつもとは違う若干カッコつけたトーンでお店に来た今野ボーイ。その後ろから女の子が「初めまして。いつもお世話になってます。」
！！？誰だ？誰なんだ？？とドギマギしていると、相変わらずカッコつけた感じで「彼女っす！」と今野ボーイ。この前作業していたのは、そういうことだったのか！

今野ボーイが彼女のことを想い、愛情たっぷりで組み付けたバイク。大きく下がったトップチューブが特徴的なLスタイルのclem smith jr.は小柄な彼女でも安心して乗れるようにと考慮しての選択。長いホイールベースで低重心な車体はフラつきも少なく安定しているので荷物を積んでの通勤、通学やお買い物でも大活躍。完成車ベースなので元々はNitto Bosco Barが付いていますがNITTO B352 albatross barにチェンジ。サドルハイトが低めの彼女にはライズの大きいBosco Barだと極端にハンドル位置が高くなって乗りにくくなってしまうので、albatross barでライズは程々に抑えつつも手前に戻ってくる形でリラックスポジションが取れるように。ハンドルについたベルは*TOMII CYCLES* hammered brass bell。Tomiiのハンドメイドバイクに乗る今野ボーイは彼女のバイクにもTomiiの作品を。俺の自慢のバイクとお揃いだぜ！ってことですよね？笑

そして女子チャリに鉄板、NITTO M-1 front rackにWALDバスケットの組み合わせ。NITTO straight strutsでステーの１本をフォークエンドまで延長して重たい荷物を載せても耐えられるようにと一工夫。そのステーにはランプホルダーを使って走行すれば点灯するダイナモライトを装着。そして冒頭で取り付けをしていたフェンダー。雨の日に驚くべきほど効果を発揮するフルフェンダーはプラ製をセレクト。多少手荒に扱っても凹んだり曲がったりしないので毎日乗るバイクには調子良し。アルミフェンダーよりギラギラしない雰囲気が身の丈に合っててRIVENDELとの相性も◎赤いテープは後続車のライトに照らされて反射するリフレクターテープ、ワンポイントのアクセントと共に今野ボーイの優しさが垣間見れますね。一番気になっていたピルクルホルダーCARTON CAGEは見ての如く紙パック専用のボトルケージです。なんでこれを選んだのか聞いてみると「スーパーに買い物行った時、牛乳入れて帰ってくるんです！」とマジな返答が。確かに本来の使い方だし妙に納得してしまったので深くは突っ込みませんでした。笑ちゃーんと乗る人のシチュエーションを考えてパーツを選んでる辺り「愛」を感じますね！（ダンカン）