PARTSLIST
Frame : | *RIVENDELL* A. Homer Hilsen | |
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Rims : | *VELOCITY* a23 | |
Stem : | *NITTO* technomic 225 | |
Handlebar : | *NITTO* rivendell albastache bar | |
Shifter : | *RIVENDELL* S-2 bar end shifter | |
Tire : | *SOMA* shikoro tire | |
Brake Lever : | *DIA-COMPE* BRS202 super long reach brake | |
Saddle : | *BROOKS* b17 standard | |
Bar Tape : | *BLUE LUG* cotton cloth bar tape | |
Stand : | *BL SELECT* greenfield kick stand | |
Pedal : | *MKS* RMX pedal | |
Bag : | *BLUE LUG* SIESTA multi bike pack |
PBH:84cm / Saddle Height:73cm
先日納車させていただいたRivendellのA.HOMER HILSEN。大まかなご要望だけ伺っての「お任せビルド」。オマカセは燃えます。
Rivendellが「カントリーバイク」と呼ぶ40mm前後のタイヤが履ける、ラインナップの中では軽快で速度感ある組み方も出来るフレームです。
CLEMやGUS BOOTSなどのMTBのタイヤが履ける”太RIV”に対して”細RIV”なんて呼んだりします。
カントリーバイク、その名の通り「田舎道」を走れるような。しかし田舎じゃなくって都内だってアスファルトはボコボコ、縁石や段差、マンホールだらけ。
一般的なロードバイクのタイヤはそんな”日常使い”には実は細すぎる。滑ったりリム打ちしたり、カンカンに空気を入れたタイヤはビリビリと振動を体に伝えたり・・・もっと太いタイヤが快適だよね。これはSURLYにも通じる考え方です。
こちらのオーナーは「雨でもガシガシ乗りたい!」とのご要望。Rivendellのボスグラントさんも愛用するSKSのプラスチックフェンダーに38mmのタイヤで組みました。
僕はHONJOの美しいアルミのフルフェンダーのファンですが、Rivendellにつけるならカジュアルなプラスチックフェンダーが好みです。美しいフレームを安価なディレーラーやフェンダーで崩しながら組むグラントさんのスタイル。
美しいラグ溶接のRivendellのフレームは、どこか子供の落書きのようにFUNに組み立てるのがRIVらしくて良いと思います。
髭の形のハンドル”マスターシュバー”、余ったバーテープの端切れ達をランダムに巻いてセラックニスで閉じ込めます。ニスで美しく色が変わるのと、日焼けや手汗で褪色して欲しいので、新作の綿100のバーテープにしてあります。このコットン100%のオススメです。自分のバイクも綿100化したい。
端っこはセイル糸で巻いて、糸の先っちょは5cmくらい残しておくと、いつかニスが切れてきた時ほぐれてファサファサの尻尾になって良い感じ。
さらに余ったバーテープはチェーンステープロテクターにしました。長いチェーンステーにバネの力の弱いローテクなリアディレイラーを使うことの多いRivendell、チェーンステーにパチャパチャとチェーンが当たることがあります。まあそれで塗装が欠けてしまってもRivなら格好いいので、これは無きゃいけないものではなく完全な蛇足です。
もともとお持ちだったSIESTA BAGはマスターシュバーの形状と相性がいまいちだったので、これまたもともとお持ちだったBROOKSの下にサドルバッグとして。
長く使えるレザーサドルはこうネクストバイクに移植した時いきなりステキになるので良いですね。
都内街乗り、舗装されたアスファルトの上を走るのに調子良いのはきっとこんなRIV BIKE。
ブーツやギターやデニムと一緒で、新品のピカピカより、ヤレて使用感や経年劣化でより美しくなることを「ビューセージ」と言います。それがRivendellを格好良く組むコツ・キーワード。
たくさん乗って、直しながら40年乗って、美しくボロボロにしてくださいね。
by 谷