PARTSLIST
Frame : | *SURLY* straggler Painted by COOK PAINT WORKS | |
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Headset : | *FAIRWEATHER* | |
Rims : | *VELOCITY* a23 rim | |
Tires : | *TERAVAIL* washburn tire | |
Crankset : | Crankset | |
Handlebar : | *VELO ORANGE* klunker bar | |
Stem : | *THOMSON* elite X4 | |
Brake lever : | *DIA-COMPE* SS-6 brake lever | |
Shifter : | *RIVENDELL* S-2 thumb shifter | |
Seat Post : | *THOMSON* elite | |
Grip : | *OURY* mountain grip | |
Pedal : | *MKS* XC-III bear trap pedal | |
Front Rack : | *SURLY* nice rack front |
今日ご紹介するのは「ご夫婦バイク」。ご夫婦揃って同時にオーダーいただいたSURLYがすごく良い感じ。オーナーの二人が美男美女な素敵なご夫婦っていう補正もかかっていますが。
こちらが旦那さんの*SURLY* straggler。
同じく*SURLY* straggler。こちらが奥様号。
同じモデル/フレームにするかどうかは、最初から決めていたわけではなくって、お二人の用途やこれから始まる自転車ライフを、ご来店のたびに伺っていくと、自然とそれがベストだな、という結論にたどり着きました。
同じフレームだけど、それぞれのお好みやご希望を反映させたいし、ただの”色違い”にはしたくなかったので、一見すると「全然違うバイク」にできるかどうかが僕の裏テーマでした。
でも「全然違うバイク」っていうのはルックスの話で、もう一つのテーマは「整備性の良さ」と「一緒に乗った時の歩調の合いやすさ」を仕込んでみました。
例えばギアの枚数は同じ2×9速にすれば、チェーンやスプロケットは共通で使えるし、上り坂で同じペースでのんびり走ったり。二子玉からの帰り道、キツめの坂で「もう1枚軽くしてみたら?」なんて会話が生まれたらいいな、なんてギアパーツを選んでみたり。
リアディレイラーは同じモデルでシルバーとブラックをテレコにしてみたり。これでプーリーなんかも共通で使えます(SHIMANOさん、お願いだからシルバー/ブラックの2色展開のコンポやめないで)
女性はチェーンガード、すなわちズボンガードを喜んでくれる率多し。これはお店に何度かいらした時のオーナーの服装をこっそり観察して勧めるか決めます。少し僕キモいでしょうか。否、良いバイクを組むためです。
Straggler同士ならタイヤやチューブももちろん共有することができます。どちらかが予備で買ったチューブを使いまわしたり、外したタイヤを載せ換えたり。でも「共有共通」ばっかで同じようなバイクにしたくないので、あくまで乗る人の好みを盛り込みます。
旦那さんはVELO ORANGEのKlunker Barっていうキーアイテムが目を引くバイク。そしてSURLYの大きめラック、Nice Rack。
このNice Rackは天板が広いので上に荷物やバスケットを乗せるのはもちろんですが、納車時にパニアバッグ(サイドバッグ)を選んでもらいました。買い出し荷物たくさん積めます。
奥様号の方はなんと言っても、フレームとフォークの2色使い。カラーチップを組み合わせて、メインカラーとサブカラー。一色選ぶのよりも悩んじゃう2色のコンボを選んでいただきます。こういうのって女性の方が得意なのかも。
単色のバイクとはまた違う雰囲気。でもお二人に共通して太めのタイヤ。無理なスピード感より快適性。
お二人でどこか出かける時も、通勤だったりお買い物だったり移動の手段としても楽しんでもらえたら幸いです。
そして長く自転車生活をして行って、マシントラブルやカスタムの際は仕込んだ共通部品や共通規格の恩恵が、お二人にとって「おお便利!」に繋がったら幸いです。
by 谷