PARTSLIST
Frame : | *RIVENDELL* clem smith jr. | |
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Handlebar : | *RIVENDELL* tosco bar | |
Front wheel : | *VELOCITY* atlas rim × *SON NABENDYNAMO* SON 28 | |
Tire : | *TERAVAIL* honcho tire | |
Head Light : | *SON NABENDYNAMO* Edelux II | |
Saddle : | *BROOKS* b17 flyer special | |
Grip : | *ESI* racers edge grip × *BL SELECT* schwinn sting grip × *BLUE LUG* acrylic cloth bar tape | |
Peddal : | *MKS* gamma pedal | |
Rack : | *NITTO* M-1B front rack × *WALD* 137 basket | |
Skewer : | *PAUL* quick release skewer | |
Bag : | *BLUE LUG* SIESTA multi bike pack |
Rivendellのフレームは、それぞれ各モデルに長所短所、向き不向きはもちろんあるのだけど、基本全てのモデルが「用途がピンポイントでない」のが魅力と思います。
休日の移動手段として短い距離を乗るのも、ただ通勤で毎日酷使するのも、「今日はバイク乗るぞ!」って出かけるような日にも、大体どのシーンでも大丈夫。
でもRivendellを見にきてくれたお客様に等しくいつもお話しするのは、SURLYやALL-CITYのように、どのシーンでも高い性能を発揮しちゃうぞ!ってバイクではないというところです。SURLYより遅いし重いし柔らかいです。
それでもRivendellの美しさ(「綺麗さ」とは違います。味の出たブーツや、錆びて朽ちた船や、苔にまみれた木や岩だって美しいように)に魅了されてしまった人は、大概重さや速さなんて気にしない方たちばかりなので問題ないのですが!僕もそうです。
このバイクのオーナーさんもそうで、まずはRivendellというバイクに魅せられて、カスタムする箇所を決めたり、ホイール組みの時間をお待ちいただく間に、RivendellのボスGrantさんのそんな価値観に魅せられていったクチです。
グリップ周り。既視感あった方はRIVファンですね。「グリップ周りはどうしましょうね?」ってお話しになった時、オーナーさんから「色々考えましたがGrantさんのバイクオマージュで・・」とリクエスト頂きました。
Grant原理主義の僕ですが、まだあのバイブスを出す自信はなかったので、ただのマネになってしまったのが申しわけないです・・もっと徳を積みます。ハチャメチャなんだけど、バイクを引きで見るとまとまっていて美しい、というのがGrantさんのバイク。僕はまだ未熟です。
ホイール、タイヤ。足回りは一新しました。タイヤは新興勢力からあっという間に主力戦力になってしまったTERAVAIL。デザインも価格も良くて、路面に合わせて幅広くバリエーションがあります。
街乗りバイクとしての役割もこなせるCLEMですが、2.4インチまでのMTBタイヤを履いて「HILLIBIKE」としても組むことができるCLEM。たまの休日にオフロードや自然の中に持っていって遊ぶイメージがあるのならこんなタイヤが良いですね。
RIVにはコンポは安価なものが良いです。RIVらしいシフターで操作のできる8.9速で十分。
そしてオーナーさんからマストでリクエストのダイナモハブ・ライトの導入。走れば点灯、バッテリー切れの心配ゼロ。火力も強くて夜道も安心です。
リアは、SONのハブダイナモとマッチした質感だと、このWHITE INDのMI5、もしくはPHILWOODのハブが完璧です。どちらもフリーボディのお掃除、グリスアップが簡単なのも良いところ。フレームと一緒に長く使ってくださいね。
リムはATLAS、A23より重量がありますが頑丈でタフ。速度感を気にしないCLEMにぴったり。あとこの青い地球儀に羽の生えたロゴが格好いいから好き、という声も多いです。たしかに。このロゴのTシャツ欲しい。
初回の点検時、早速泥まみれにしたこのバイクを持ってきたオーナーさんが嬉しかったです。山に限らず街乗りもどこへでも乗り倒してボッロボロのドロドロに美しくしていってくださいね。
by 谷