PARTSLIST
Frame : | *HUNTER CYCLES* CX | |
---|---|---|
Headset : | *CHRIS KING* nothreadset | |
Tire : | *WTB* exposure tire | |
Brake lever : | *PAUL* canti lever | |
BB : | *PHILWOOD* outboard bottom bracket | |
Brake : | *PAUL* touring canti | |
Handlebar : | *SIM WORKS* ti little nick bar | |
Grip : | *OURY* mountain grip | |
Front rack : | *PASS AND STOW* 5rail rack Painted by COOK PAINT WORKS | |
Head light : | *SINEWAVE* cycle beacon | |
Tail light : | *SUPERNOVA* E3 | |
Bag : | *OUTER SHELL ADVENTURE* |
HUNTER CYCLESという、アメリカのハンドメイドビルダーさんが作ったCXフレームです。
とはいえカスタムオーダーフレームじゃありません。2012年頃、Circlesさんのストックフレームだったものを、当時お客様がシクロクロス車としてオーダーしてくれました。(その当時はこんな姿でした)
そのオーナーは初代BLUE LUGのウェブサイトを作った人だし、何かご縁を感じていたのと、時は経ちそのオーナーがご結婚や家族が増えたりでCX車を手放すことになり、当時組み付け最中からサイズは自分にぴったりなことをリサーチ済みだった僕は、譲っていただけないか直談判したのでした。
そんなフレームにPASS AND STOWをつけるためにREW10さんでフォークにダボ穴を溶接してもらってリペイントしてあります。
流行りやお客さんの目を気にせず、自分の”好き勝手”が詰めこんだ大好きなバイクです。あと単純に乗ったフィーリングが自分史上一番しっくりくる。
フロントシングル全盛の昨今、ディレイラーが好きなので頑なにフロントダブルにしていたり、ビルダーさんも使っていた、謎にSHIMANO 9sに互換があるSRAMの変なグリップシフト。
ステムはフレームと同じビルダーさんが作ったもの。チューヤンと行ったオークランドのKING COGの店主に無理言って売ってもらったものが偶然探していた110mmだった奇跡。グリップはOURYばっかり。
ペーペーの修行時代に「早くギア付きバイク弄れるようになれ」といただいた(半永久的に借りている)KINGのハブは宝物だったり、テキトーでチープなフェンダーを、フェンダーダボ穴のないこのフレームにテキトーにのこぎりでチョップして逆さまにタイラップで付けたり。
そのせいでリアのブレーキブースター付かなくなって深夜真顔になったり(「なんでフロントだけブースターなんですか?」と良く突っ込まれるけど、本当は前後つけたい、シートステーが柔らかいのでブースターないとカンチが効かない)
好きなRITCHEYのパーツに混ぜて、幡ケ谷のデジ君が作ったRITCHEY風のステッカーを貼ったり、要するに、好き勝手で組んでいます。
そして何より、自分のバイクで大事にしてること。「いい子いい子にしない、大事大事にしない」「几帳面に組まない、几帳面に乗らない」「古いパーツ、珍しいパーツを探してつけるんじゃなくて、その時の”普通”を手に入れて、自分で長く使って古い・珍しいパーツにすること」。
大事にしない=愛さないではないですよ。めっちゃ愛していますし、めっちゃ乗ります。これは僕個人のMYバイク家訓です。
by 谷