PARTSLIST
Frame : | *SURLY* straggler Painted by COOK PAINT WORKS | |
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Headset : | *PHILWOOD* | |
Stem : | *NITTO* MT-32 low stack stem | |
Handle : | *NITTO* b861 slat bar | |
Rims : | *VELOCITY* blunt 35 rim | |
Crankset : | *BLUELUG* RMC crank set | |
Cog : | *SURLY* track cog | |
Brake Lever : | *VELO ORANGE* cru brake lever | |
Saddle : | *GILLES BERTHOUD* aravis leather saddle | |
Seat post : | *NITTO* 92 | |
Grip : | *CULT* begin grip | |
Fender : | *HONJO* |
あっさり、スッキリのシングルスピード。
サーリーのストラグラーのご紹介です。
まずシングルスピードが故にめちゃくちゃシンプルにスッキリとした見た目。
このフレーム過去に何度かご紹介している様に、ギア付きでももちろんいけるし、余計なパーツを必要とせずにシングルスピードにも出来ちゃう2度おいしい系のフレームの作りとなってます。
今回は悩んだけどひとまずシングルスピードで!と最初から楽を選ばない男気スタイルで。
目を惹くペイントはCOOK PAINT WORKSにて、マットのネイビーの様なグレーの様ななんとも絶妙な色に仕上げて貰いました。
ブレーキレバーは最近僕のお気に入りでもある、*VELO ORANGE* cru brake lever このレバーを。
アルミの削り出しで制作されていて、どのブレーキレバーと比べてもかなり軽量な作りとなっています。
軽量な作りとは裏腹にブレーキング時のフィーリングもさすがの精度感。これは削り出しならでは。
クランクは、 *BLUE LUG* RMC crank set こちらを。
シンプルなクランクを探していると自然とこのクランクにたどり着く。
昨今ダイレクトドライブやらがもはや主流ですがやっぱりクラシックな見た目というのはいつの時代でも輝くものです。
ここあたりでみなさんにも気づいてもらいたいところがあるのですが。
そうですね、随所に真鍮(ブラス)パーツを使ってます。
真鍮って新品の時は金のように輝いて見えるのですが、何気なく毎日使っていると錆びてきて鈍く光るようになります。
その過程が楽しめる金属なのです。茶色い錆のようなすぐに悪さをする錆ではありません。
たとえば、*BLUE LUG* downtube shift boss coverとか、本来シフターのワイヤーを受ける部分なのですが今回はシングルスピードなので使いません。
使わないからそのままにしておくのももったいないので最近、ブラック、シルバーに仲間入りをした真鍮のカバーをここで。
そして、サドルは *GILLES BERTHOUD* aspin leather saddleこれ。
レザーサドルと言えばBROOKSをイメージされる方は多いと思いますがこのサドルはレールとレザーをつなぎとめてる部分に真鍮を使っています。
レザーを育てる楽しみももちろんですが、そこに付属している小さなパーツでさえも育てる対象になってしまうのはどうしてもときめいてしまう。
自分のお尻と擦れ合う部分の真鍮部は錆びにくいですが他の部分の経年変化は進んでいく、その差が好きだったりします。
そしてヘッドセットは入荷後本当に一瞬でなくなった *PHILWOOD* 1-1/8 headsetを。
海外製品の入手困難さは今に始まったことではないですが最近特に「あるうちに。」と思うようになりました。それがしっかりとしたものであればあるほど。
さらにその上、スペーサーの部分にも控えめに真鍮スペーサーを配置。
なんどもお伝えしている様にこちらはシングルスピード仕様。
かといって今後ギア付きにすぐできる様にハブはギアード仕様をチョイス。
マッドガード(泥除け)も前後にしっかり。これで雨の日も足元ぐちゅぐちゅにならず快適、背中も汚されないし雨の日が嫌どころかむしろちょっと楽しくなってしまう魔法のパーツ。
注目して欲しいのはリム。これは*VELOCITY* blunt 35 rimのオリーブカラー。実はこれ別注色です。
なんとも言えないマットブルーにこのオリーブがこのバイクの一番のハイライトかと。
シルバーパーツやブラックパーツの使いどころ、フレームカラーやカラーリムの使い方など随所にオーナー様のセンスが光る一台。
ちょっと癖のある真鍮パーツだったりと楽しめる部分の多い一台となりました。
乗ることが楽しいももちろんですが、自分の気に入ったパーツ達の変化だったりも同時に楽しんでいただけると嬉しいですね。
by シャミ