Frame : | *FALCONER* cruiser
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Headset : | *WHITE INDUSTRIES* external headset
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Wheels : | *VELOCITY* blunt 35 rim × *PAUL* disk hub
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Tire : | *MAXXIS* cross+mark
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Handlebar : | *NITTO* hihi-bar
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Stem : | *PAUL* boxcar stem
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Brake Lever : | *PAUL* love lever compact
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Brake : | *PAUL* klamper disc calliper
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Crank : | *WHITE INDUSTRIES* eno single speed crank × *WHITE INDUSTRIES* bash guard ring
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Cog : | *WHITE INDUSTRIES* eno single freewheel
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Grip : | *WHITE INDUSTRIES* bash guard ring
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Saddle : | *SELLE ITALIA* flite 1990 saddle
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Seat Post : | *PAUL* tall and handsome seatpost
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Seat clamp : | *PAUL* quick release seatpost collar | |
憧れのFALCONERを自分のお店でオーダーいただいて、オーナーと一緒にオーダー内容を考えて、お客様のバイクとして組ませていただいたことが僕にとってすごく大きな事件すぎて、オーダーを決めてくれたオーナーさまには感謝しかないです。
カリフォルニアのハンドメイドビルダーFALCONER。彼の作るバイクのこの雰囲気。今パソコンで何度もタイプしては消しましたが、無理だ。うまいこと表現する文章を書けません。このビルダーさんに関しては、伝わる人に届けば良い、と思っています。
元ネタとなるOLD CHAMPIONのBMXフレームや、セカンドトップチューブ(飾りでなくダウンチューブを貫通してヘッドチューブに補強として溶接されています)、ビルダーのルーツであるクランカーや西アメリカのOLD MTB、BMXの風味を「骨董やビンテージを愛でる感覚としてではなく」今、ちゃんと走る現代のバイクとして造るところ・・・っていくら言葉で書いてみようと思っても説明できないFALCONERの魅力。
見て欲しいポイントいっぱいあるのだけど、このありモノの小物ではなく板から切り出したディスクブレーキ台座。こんなふうに1本のためにジオメトリだけでなく設計、デザインしてくれます。
塗装は簡素で強固なただのパウダーコーティング。美麗なウェットペイントではなくて”錆止め”くらいの感じで塗ってあって、それに上からデカールを張り込んであるだけだからいつかデカールは剥がれます。「デカールクリアで閉じ込めたい」なんて価値観とは真逆の仕上げ。
大事大事にキレイキレイするものではなくて、それは”乗る”ため”遊ぶ”ための道具であり、傷がついたって泥まみれになったって気にしない。どこまでいってもただの「自転車」なところが僕の好きなカリフォルニアのビルダーさんに共通するところだと思います。
個人でやっているビルダーさんなので、オーダーから時間もかかるし量産のフレームより高価だし、その世界観はきっと万人に伝わるバイクではないけれど、僕がこの世で一番格好いいと思うビルダーさんの一人です。(だから僕は今もう1本オーダーしています。早く来ないかな)
by 谷