Frame : | *INDEPENDENT FABRICATION* crown jewel track
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Headset : | *PHILWOOD*
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Handlebar : | *NITTO* for shred bar
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Stem : | *SIM WORKS* tomboy stem
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Wheels : | *PHILWOOD* low flange track hub × *VELOCITY* A23 rim
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Brake : | *CAMPAGNOLO* centaur brake set × *FORAGER CYCLES* cable cherries
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Brake Lever : | *PAUL* canti lever
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Cog : | *EURO ASIA* gold medal pro track cog
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Tire : | *VITTORIA* corsa clincher tire
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Crankset : | *CAMPAGNOLO* record track crankset × *SUGINO* mc144 chainring
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BB : | *PHILWOOD*
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Seat Post : | *NITTO* s65
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Saddle : | *BROOKS* b17 special
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Seat clamp : | *PHILWOOD* seat post collar
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Grip : | *BROOKS* slender leather grip | |
ハンドルがライザーバーじゃなければ、一見ド渋な競輪フレームにも見えてくる不思議さ。
お客様がSOMAのトラックバイクからMASHを経て、行き着いた先がこのフレームでした。
今まで乗り継いできたバイクは全てクロモリ。果たして最高のクロモリトラックバイクって何でしょうね?と相談するうちに、IF良いですよね…。乗ってみたい。という流れ。
自分の乗っている同モデルとは思えない上品さがあるこちらのバイク。ペイントと光り輝くヘッドパッチ故の気品ある佇まいなのかなと感じます。
先述した通り様々なバイクを経てこのフレームに。実は載せ替えで、パーツも歴代のバイクから受け継がれてきたものばかり。
組み立てながら、あれ、これ新品じゃない?って思えるぐらい大事にされてきたパーツ達にも、丁寧に使い込まれた独特の雰囲気が漂います。
「大好きだからガシガシ使う」と「大好きだから丁寧に扱う」の違いを組みながら実感した気がします。
フレームのカラーとパーツ選びでこうゆう風な佇まいにすることは可能だけど、綺麗なのと大事にされている感じとはちょっと違うというか。乗り手が手塩に掛けた事が自転車に反映されているというか。
何はともあれこういった関わり方も超素敵って思いました。とか言って、実際この人は大事にもして、かつガシガシ乗られる方って所も好きです。
片道50㎞のお出かけにこのバイクで行く事もある様で、納車して何度かこのバイクのフィーリングを聞かせてくれましたが、説得力があります。
今まで乗ったフレームの中だと疲れにくい様で、チャートにも長距離向きにとオーダーしたのがちゃんと反映されている様子。
自分も試走で乗らせて貰いましたが、明らかに自分のバイクとは違う安心感がありました。
怖い、マジでなんでだろう。設計が大きく変わっている箇所は無いけど、チェーンステーの太さが若干違ったり、溶接位置のわずかな差が自分のバイクとの違いでした。
まさかこの差であれだけのフィーリングの違いが出るのだとしたら、自転車って本当に面白い。オーダーフレームの奥深さを、同モデルをオーダー下さった方から学ばさせてもらいました。
by カネやん