PARTSLIST
Frame : | *SURLY* steamroller | |
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Headset : | *FAIRWEATHER* | |
Stem : | *NITTO* FW-31 stem | |
Handlebar : | *SYCIP* sycip design J.B.bar | |
Hubs : | *GRAN COMPE* small track hub | |
Tire : | *BRUCE GORDON* rock n' road | |
Brake : | *DIA-COMPE* BRS202 super long reach brake | |
Crankset : | *BLUE LUG* RMC crank set | |
Saddle : | *BROOKS* b17 standard | |
Seat post : | *BL SELECT* slit seatpost | |
Pedal : | *MKS* sylvan gordito pedal |
今回も幡ヶ谷店のスチームローラーの参考完成車を組んでいます。
いつも何かしらのコンセプトを設けて組んでいるのですが、今回は参った…。
650bホイールで組む際の黄金比の要と言えるHI-barは欠品中。
んで手にしたハンドルがこちら。
久しぶりに拗らせまくったコンセプトになりました。
スチームローラーのルーツ→シングルギア→SURLYのルーツ→シングルMTB→MTBのルーツ→ビーチクルーザー。
ド直球の見た目、正直乗りやすいとかは別にしてこのFATTIEな見た目はずばり大好きです。
ちなみに実は自分のスチームローラーも今はこのハンドルにしています。
スピードは出ないし、操舵性もモッサリしていますがこのCHILL感は癖になる。出来れば夏に組みたかった…。
今回入ってきた色は「BANANA CANDY YELLOW」。見ての通り黄色ですが、
実際見ると限りなくクリーミーな黄色で、女の子も男性もとっつきやすい色。
組んだ当初は在庫があったこのハンドルも、既にSOLDでご紹介するのが心苦しいですが、
HI-BARなどのライザーバーを付けての組み方以外での例を挙げたかったというのも理由の一つにあって、
RIVのBOSCO BARやALBATROSS BARなんかを付けて、ファッティーシングルクルーザー(コミューター)として組むのも素敵だと思います。
RIVじゃないけど、雰囲気はRIVっぽい組み方のシングルギアバイク。
今回組んだのは全然RIVっぽくないけどね。
タイヤもルーツ重視でBRUCE GORDON。その昔、MTBを作ったとされるレジェンドを翻弄したタイヤを元祖に持つタイヤです。
ちなみにこの太さで砂浜を走るのは大変すぎるのであしからず。
もしも僕が70年代に、ビーチクルーザーを初めて山のてっぺんに持って行った人間だったら、多分こんなバイクを持っていくだろうな。という気持ちで組みました。
最近、どんな自転車を組みたいか迷子になる時があって、古い自転車を見たり調べたりする事が多くなりました。
ヤバいんですよ発想とか考え方が。技術の限界があっても、閃きとノリと情熱で乗り越えてる歴史がそこにはあって、
それの積み重ねがあるからこそ今の恵まれた自転車文化があるんだと思うと、その先人たちに時空を超えてありがとうと言いに行きたい。
で、自分がシングルに傾倒しているのも少なからずその影響があって、
これ以上はいらない、これで十分とか、時代の便利さとか豊かさと逆行していく事で新たな自転車の楽しみ方があるような気がしている故のマインドなのかもしれません。未だ模索中ですが。
話は戻ってスチームローラーが再入荷しました。
あなたの思う、必要な一台にきっとなるし、この一台で未来にも過去にも進めるフレームだと思います。
話が大きくなりすぎましたね。でもマジで言ってます。
by かねやん