Rivendell
Bicycle Works

Leather, Lugs & Wool.

About

Leather, Lugs & Wool

スチール製のラグフレーム。ウール製のサイクルウェア。コットンキャンバスのバッグ。レザーのサドル。

カリフォルニア州ウォルナットクリークの自転車ブランド"Rivendell Bicycle Works"の空気感を表現するにはそんなアイテムたちを並べてみると当てはまるかもしれない。

それは、季節の変わり目とともに技術の進化と衰退が目まぐるしい自転車産業においても、安全性にこだわり、快適性にこだわり、20年以上経てもなお価値が変わることのない、普遍的なものづくりに信念を置く姿勢がそれらに似ているからなのかもしれない。 流行りのスタイルや技術が古くなり廃れても、本質を磨いたものづくりは時間とともにその価値を増していく。

生活に寄り添う毎日の足として。 また、週末のロードトリップやグレートジャーニーにも。多くの荷物を積んでも快適さを損なうことなく乗れるように。さらには次の世代へと手渡すことさえもできるように。

彼らはバイクメーカーとして継続的に運営していくことこそがもっとも大切なのだと考えている。自転車を乗り手に届けるまで、供給者としての義務と責任を果たすこと。そして彼ら自身や周りの人々が働く環境を健全に保つことでそれは実現される。

ウールやレザーやコットンキャンバスのように、永い年月を経ても輝き続けるRivendellの自転車は、それらを作る彼ら自身の姿によく似ているのだ。

"The Art of Taking It Slow"

by Anna Wiener

THE NEW YORKER誌にRivendellとその創設者Grant Petersenに関する記事が掲載されました。著者はかつてシリコンバレーで働き、テック業界に身を置いていた経験をもとに、THE NEW YORKERにはテクノロジー関連の記事を寄稿している人物。この記事では自転車業界におけるテクノロジー、そしてそれに相反する価値観を持つRivendellとGrantさんを紹介しています。

著者はGrant氏に自転車を借りて一緒にライドに行ったり、ウィルやアダムなど他のライダーたちに出会い、サイクリングの楽しさを再発見しながら垣間見た彼の姿や考え、言葉を記しています。

"たくさんの基本的なものがテクノロジーに追いやられて絶滅しかけてるんだ。"
自転車がよりハイテクになればなるほど、ライダーはスキルやパワーを失う。安くて簡単に製造できる便利なパーツもあり、それらは人々が自転車に乗り始めるハードルを下げてくれる一方、自分でコントロールする感覚を失わせてもいる。

"多くのスポーツは水増しされ、薄められてきた。"と語るパタゴニアの創業者、イヴォン・シュイナードとの共鳴。

"それは自転車のことではなく人間関係だ。あなたはグラント自身を買っているんだ。グラントの知的財産と彼が自分の信念に忠実であり続けたこの40、50年間を買っているのだ。"と語ったフレームビルダーのリチャード・サックス。

是非ゆっくりと読んでみてください。

Readings

”Rivendellらしさとは?”

決して答えを出すものでもないと思うけど、
Bluelugスタッフがずっと追いかけて・考えて・実践してきたTIPSをご紹介

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