REYES STEEL

BUILD SAMPLES

STAFF REVIEW

-- Tadashi Nakamura

174cm / SIZE : M

①フレームのパイプが太くなってより剛性感と安定性がアップ。
②タイヤクリアランスが広くなって(mash steel 38c→matt reyes steel 43c)、より選べるタイヤが増えた。
③forkのエンドの形状が変わったことで、フロントタイヤが足先にヒットすることがなくなった。足が当たることでのストレスがほとんどない。

僕は約2年mash steelに乗ってましたが、この3点が1番違いを感じました。
他にもmatt reyes steel にはトップチューブにガセット(補強)が入っていたり、ホリゾンタルからスローピングする形状になっていたりと自分の自転車の乗り方は飛んだり回ったりとハードに乗ることが多いので嬉しい変化ばかりでした。

走ることに関してもtrack bikeの疾走感を十分に感じることができます。 特にスピードに乗った時の安心感が今まで乗ってきたどのフレームよりも強く感じます。 Track bikeは競技的なカッコよさや美しさ色んな側面があるけど このバイクはSan Fransiscoで誰よりも自由でカッコよく自転車を楽しんでいる Mattらしい最高のバイクだと思います。

-- SENT

170cm / SIZE : S

初めてフレーム実物見た時に、コレは絶対楽しいフレームだ!ってビビっときてしまいました。

自分はBMXライダーですが、昔からストリートMTBやFGFSライダーの仲間と一緒に乗ってきたので、彼らに対する憧れをぶつける感じで、ステムは低く短くとか、リアタイヤはシートチューブギリギリを狙って、、とか細かい所を狙って組んでます。

実際のフィーリングは予想通りか、それ以上。大きいタイヤの割にかなり動きやすいし、ハンドリングもBMXライクで楽しいです。あとフリーギアで組んでみたんですが、今のところこれも正解っぽい。リラックスして乗れるし、もっとよく走るバイクも持ってますが、お店に通うのもReyesが性に合ってるなって思いますね。

-- TOMMY

166cm / SIZE : M

開封したとき、本国仕様にはない”Vブレーキ台座”がついてるのを見つけてめっちゃガッツポーズしました笑 なので僕はトリックフレームだということを逆手に取って、フリーギアでご機嫌クルーザー仕様!

43CがMAXクリアランスと聞いていたんだけど、早速無視して29×2.1(約53mm幅)をブッ込んじゃいました!(タイヤによってはNGかもなので要注意!)

MATT自身もブログに書いていたけど、見た目は違えどSTEELベースだからちゃんと走れるってのも◎。トリックバイクあるあるの走るとかったるい感じ無いし、本当に良くできてると思いましたね。

クルーザーとは言ったものの、車体がよく動くからめっちゃ楽しい!写真を見てもらったらちゃんと遊べるのもわかってもらえるかな?もともとそういうフレームだから当たり前っちゃ当たり前なんですけどね笑

僕は飛ぶ系のトリックをするスタイルではないからその辺はわからないんだけど、フロントが持ち上がりやすくて異常にウィリーがやりやすいってのはビンビン感じました。

もし他の組み方するってなったらやっぱり固定にしてトラクロかな〜。それかめちゃデカいタイヤが入るからフリーのままブロックタイヤ履いてシングルグラベルバイクとか超楽しそう!

僕の身長で本来の適正はSサイズ。短めステムのクルーザースタイルで組むならMサイズでも全然余裕で乗れます。なんなら調子いいです。トリックバイクとして乗るのであればSサイズの方が取り回しも含めて断然良いと思います。

MESSAGE
by MATT REYES

やあ、みんな。マット・レイズだよ。今、俺が住むSFの4階建てワンルームの部屋でこの文章を書いてるよ。飼い猫も「Hi(やあ)」だってさ。
MASHがシグニチャーフレームの話をしてくれたのは約一年前のこと。 俺はもうかなり長い間MASH Steelフレームを愛用している。 Steelは頑丈でジオメトリーも最高で、太いタイヤも入るし、フォークが長いからバースピンもしやすい。(これ超重要) Steelを基盤として、進化を加え、こんなのができたんだ。 一体何がアップデートされたの?君はきっとそう思っているだろう。¯\_(ツ)_/¯
ここではフレームに施した6つのビッグチェンジを、仕様変更をした理由やバックグラウンド、さらには、これらの変更によってどのようにパフォーマンスアドバンテージが得られるか、なども交えつつ紹介していこうと思う。

フォーク プロトタイプは二、三本作ったかな。 結局、(Fumanchu Forkの)スタンダードのものよりドロップアウトが短い(29mm)420ACのフォークで落ち着いた。 ドロップアウトを短くする事によってホイールベースをタイトに保ちつつ、バースピンをしたとき、足が前輪に当たらないためのクリアランスをより一層得ることができる。 フォークアームのテーパードチューブデザインは、フロントエンドの軽量を図りつつ、トラックバイクとして美しく見せるため。 このちょっとした軽量化が、スピントリックとかバイクをぶん回したりするときにかなり役立つ。

チュービング MASHバテッドチュービング。このフレームには、ダウンチューブ、トップチューブともに太めな径のBMXスタイルのチュービングを採用した。 さらに、トップチューブアングルはシートチューブに向かって下がるアングルに設定した。これによって、バニーホップに更なる高さを出せて、特定のトリック時にコントロールしやすくなっている。

ヘッドチューブ ヘッドチューブはプレスフィットのベアリングではなく、ドロップ・イン・ベアリングを使用する、砂時計型にアップデートされている。 これにより、家で簡単にメンテナンスができる。特に使うツールの量が圧倒的に少ない。「Less is more」(少ない方が豊である。)でしょ?

トップチューブ このプロジェクトで特にフォーカスしたのは、より広いバースピンクリアランス。 トップチューブをほんの少しだけ伸ばす事によって、爪先と前輪がオーバーラップする(重なること)が減る。トリックをするにせよ、街を流すにせよ快適な乗り心地を得ることができる。 このフレームは、短めのステムをつけることを想定して設計している。ハンドルバーを自分に近づけ、BMXのようなハンドリングを再現した。 オリジナルのSteelフレームと同じ様なポジションで乗りたいのなら、いつもより10mm〜20mmくらい短いステムを選ぶといい。

ガセット REYES Steelフレームには三つのガセットがある。トップチューブとダウンチューブ、そしてチェーンステーの強度を上げるために、BBの部分の後ろに隠されている小さいブリッジ。

タイヤクリアランス 正直な話、俺はあのでかいタイヤクリアランスがあってこそMASH Steelに惹かれたんだ。 今回のフレームでは、ホイールがちょっとフレちゃっても走れる様に、よりでかいクリアランスが欲しかった。 ドライブサイドのチェーンステーはソリッド・スチール・プレートにより、42〜45cタイヤが入るスペースを確保しつつ、フルサイズチェーンリングを付けられる。

スペックの重要性 俺みたいにMASH Steelに別の長いフォークを付けたことがある人は分かると思うけど、アレをやるとハンドリングがちょっとグラグラして予測できない動きするじゃん?何でもよく考えられて作られているって事だよね。このREYES Steelは420ACフォークに基づいて設計されているから、超安定するし、超コントロールしやすい。ノーハンドですり抜けもなんのその。

BBハイト このバイクのBBハイトはどちらかというと高い方だけど、ウィリー中に安定感を感じれる程よい高さ。38〜42cのタイヤを付ければ車高がかなり上がってペダルが地面につく恐れが一気に無くなる。コーナーを曲がるとき信じられないくらい車体を倒せる。マジで半端ない。ノビーなタイヤを付ければもうこいつは"コーナリングモンスター"だよ。

削った要素 MASH Steelにはボトルケージマウント、ブレーキマウント、ケーブルルーティング穴が付いていたとも思うけど、REYES Steelは全部削った。特に俺みたいに色んなところから飛び降りる人にとっては「Less is more」(少ない方が豊か)でしょ?笑

残した要素 繰り返しになるけど、今回のフレームはオリジナルのSteelを元に設計した。だから、ほとんどの規格は変えずに済むし、載せ替えが楽だと思う。

何が付属してる? 今回はフレームとフォーク以外に、ヘッドセットベアリング、シートポストカラー、トップキャップを付けといた。すぐに乗り始められるように出来るだけのことをしたつもりだよ。

最後に ざっとこんなところかな。このプロジェクトに関われてめちゃくちゃ楽しかったし、本当に感謝でしかない。 現在時刻は朝の3時21分。そろそろ寝よう。この文章一回も読み返してないけど、まあ平気っしょ。全部読んでくれたか、スクロールしまくったかはわからないけど、ここまで来れたね。自分にハイタッチでもしてあげて。君は最高だ。見に来てくれてありがとう。またね。

SPEC & GEOMETRY

COLOR
RAW SMOKE / B+W CRACK
SIZE
S / M / L
PRICE
¥154,000

※ヘッドセット、トップキャップ、シートクランプが付属します。

※日本特別仕様として前後ブレーキ台座とブレーキケーブルガイドが付いています。