2人のタイヤ愛好家が目指した
機能とスタイルの融合
ULTRAROMANCE(左 : ロニー)とULTRATRADITION(右 : パトリック)の二人は自他ともに認めるとんでもないバイクギーク。長年共に自転車に乗り続けてきた二人はとりわけタイヤフェチでもある。
市場にはたくさんのタイヤが溢れているが、真のタイヤ愛好家にとって選択肢は多くはなかった。自分たちが持つ自転車に対するビジョンに忠実に、そして使って楽しいタイヤを目指した結果生まれたのがULTRADYNAMICOだ。
「自分のガレージにある自転車が自分が作るタイヤを付けていないということはいい仕事ができていない証拠なんだ。」と二人は言う。
ULTRADYNAMICOのタイヤデザインは、まずはお互いのガレージに行って、気に入っている自転車の中でまだ自分たちのタイヤが付いていない車体を見つけ出して「この自転車とフィットするタイヤを作りたいんだけど、どう?」みたいな会話から始まるらしい。
写真からも伝わるように、とってもユニークでチャーミングでギークな2人のキャラクターがタイヤにも落とし込まれているのがファンになっちゃうポイントのひとつ。 そしてこのタイヤのパフォーマンスを体験したら、この二人が今までどれだけ自転車に乗って、自転車のことばかり考えて生きてきたかがわかるはず。
ULTRADYNAMICOタイヤ製作の裏側
「当時出回っていたのは角張ったものが多く、バイクを傾けていくとタイヤ面が急になくなるようなタイヤも多かった。軽量で強度もあり、ロードタイヤみたいに断面が丸くなるようなタイヤを作りたかった。」というのが始まりなのだそう。彼らが出会った優秀な工場は、他のブランドと一緒くたにすることなく、ケーシング(タイヤの骨格となる繊維の束)の技術から彼らのためだけに開発してくれたんだとか。
「最初に出来上がったサンプルをゴツゴツした山道やアリゾナの砂漠で試したんだ。もちろん積載もしっかり。すぐに気に入って、販売に向けて現地で写真もたくさん撮ったんだ。」 それは軽くて強度があり、Threadsもできる限りの細さでありながら(=TPI が高い)、タイヤカットしないようなタイヤだった。
しかし彼らの追求した事は、製品化して様々な人にツーリングで利用してもらうにはあまりにもリスキーだと気づいたんだとか。「ツーリング向けであればケーシングにもう少し厚みを持たせる必要がある」グラベルもダートも好きだけど、ツーリングも好きな彼らならではの判断だった。
次に上がってきたサンプルはどれも太すぎて気に入らなかった。二人は厚みと頑丈さのために良い走行体験を犠牲にしたくはなかったのだ。当時は業界の流れはゆっくりとしていた。それを逆手に取り、納得のいくまで開発に時間をかけることにした2人は、100本以上のタイヤを試して工場と試作を重ねた。そうやって、実際に2人が乗って試して自分たちが本当に欲しいと思うものだけを製品化することが可能となった。
自分に合った乗り味や
耐久性の最大の決め手となる
3つのコンパウンド
高耐久カーボンブルベコンパウンドに加え、サイドウォールをゴムで覆うことでサイドカットにも強くなる安心設計。
JUST FOR FUNを意味するJFF。舗装路での寿命を伸ばすカーボンコンパウンド配合で楽しむための標準装備。価格と性能のバランスも◯。
あらゆる状況で優れたグリップ力を発揮するレースコンパウンド。軽さと、スキンサイドによるしなやかな乗り心地。カラー展開が多いのもポイント。
賑やかなデザイン性と
路面ごとに適した機能性を
兼ね備えたトレッドパターン
細やかな砂利、
石畳、農道
細かくダイヤモンド状にカットされたトレッドはスリックタイヤよりも20~30%高いトラクションを実現。操作性も文句なし。ROSÉとペアで使用するようにも設計されている。
大粒の砂利、
ガレ場
オン/オフロードでも直進の安定力をくれる真ん中の規則的なパターンと、MARSと同じサイドパターンの組み合わせで進みやすさとトラクションの両方を実現。
緩く乾燥した路面、ダート火星
センターに並ぶ三角がダート/オフロードでのトラクションを確保。内/外の2段構えのサイドパターンがコーナリングで本領を発揮。これだったら火星でも走れちゃう!かも!?
ケースに合った
好みのスタイルが
見つかる
僕らが選ぶダイナミコはこれ
ULTRA DYNAMICOをもっと楽しむ方法。それはフロントとリアで違うタイヤを組み合わせるスタイル。
実はこれ、パットとロンも推奨している組み方で、自転車をもっと自由自在に扱いたい方にはぜひ試してほしい!
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