Frame design

フレームに使用されるパイプはアメリカのTRUE TEMPER社の最上級グレードのスティールパイプ"OX PLATINUM"をメインに使用、ダウンチューブには爆発力のある加速を生む超大径エアロパイプを採用し軽量でキレのある走りを実現しています。
エンドには競輪フレームを思わせる伝統的なトラックエンドを使うあたりには信頼性の高さももちろんですが競輪をこよなく愛するJasonらしさが現れているといえるでしょう。

SEATPOST designed by AARN

このANTHEMの特徴的な仕様といえるのがこのフレーム一体型のシートポスト(Integrated Seat Mast)。

軽さ、剛性そして美しさを兼ねそろえたハンドメイドフレームだからこそ出来るディテール。ANTHEM専用のシートポストはアメリカ製のチェーンリング44RN（アーロン）のデザイナーとしても知られるAaron Panoneが担当。無駄の一切ない美しいシートポストは流石と言える仕事です。
サドルをクランプするシートガッツは信頼性の高いENVE製を採用しています。

ENVE FORK

フロントフォークはENVEのカーボンフォークを採用しています。径の大きい1.5テーパードタイプなので剛性が非常に高く、もがきのパワーを全て受け止めてくれます。軽さそして信頼性の面でもENVEが最強といって良いでしょう。

BRAKE HOLE for Japanese law

日本に入荷するANTHEMはすべて前後ブレーキホール、そしてブレーキアウターがトップチューブ内を通る特別仕様となっています。インターナル部分の細部の美しさはため息が出るほどです。
小ロットながらもこうした特別仕様に対応してくれるのはハンドメイドだからこそといえるでしょう。ANTHEMの美しさを損なわずに日本の法律に準拠しバイクを組み上げる事が可能です。

Painted in BROOKLYN

仕上げられた全てのフレームはHORSE CYCLES内にあるBen Falcon Paintにより一つ一つ丁寧にペイントが施されます。

Ben FalconはボストンのSeven Cyclesのペインターを経て、Cielo by Chris Kingのペイント施設の設立とチーフペインターとして活躍した後に自身のショップを設立した自転車フレームのペイントにおけるスペシャリスト。その卓越したペイント技術を注ぎ込みこの美しいフレームは生まれます。ANTHEMのグラフィックはすべてデカールなどではなくペイントの塗り分けによるもの。手間の掛かるこの工程をサラッとこなしてしまうのは腕に自信があるからこそといえます。カラーバリエーションは鮮やかなブルーの"Bubble Gum Blue"と深いダークグレーの"Metal Gray"の2色展開。

Race in BROOKLYN

まだデビューしたばかりのANTHEMですが、既に大きな勝利をその手中へ収めています。ANTHEMが世界中へデビューしたその数日前に行われたノーブレーキオンリーのニューヨークの伝説的なアーレーキャットレース"MONSTER TRACK"で完成したばかりのANTHEMを駆るChrisがChas、Nicoを抑えて優勝。
そして先日の地元で開催されたRED HOOK CRITでは看板女性ライダーのAsh Dubanが準優勝に輝きました。ストリートレース、クリテリウムレースの両方でANTHEMの走りの切れ味の鋭さを証明しています。